フォーミュランド・ラー飯能10周年レース’RA−耐’6時間耐久 2003/8/24 コースコンディション:色々

No. チーム/ドライバー 車種 順位 周回数 スターティンググリッド 公式練習タイム
12 チーム プロトラックス/徳武紀一郎・吉澤大輝・松田塁 FK9 1 538 14 33”091
51 SEXY JAPAN/大内正弘・椙田真啓・半田和紀・大内鶴松 FK9 2 538 13 33”016
13 スーパーエキスプレス/大野朋哉・清水良浩・佐藤建太郎 FK9 3 537 9 33”145
39 MAGICAL/前田竜生・笹川正・寒川照和・石関正行 FK9 4 533 11 33”931
89 林檎農園白組/箭本健・後藤一夫・薗部大祐・石井康司 GX200 5 529 15 35”532
4 耐久おやじ/大沢秀行・山本隆・佐藤明・篠原征郎 FK9 6 526 4 33”384
79 林檎農園紅組/宗形佐知子・菅野利之・小林美世・渡辺守通 GX200 7 517 7 35”162
27 River&Lucks/吉澤充博・川澄大介・影山伸一・千葉将紀 FK9 8 511 3 33”918
11 つぼ7会/阪正晴・阪光太郎・桜庭順宏 FK9 9 510 6 33”067
14 B.O.M./川島 直士・森祐樹・後藤昭彦 PK50 10 509 12 35”644
34 ちーむ・だやんRA耐スペシャル/平田有一・杉本公明・川崎貴弘・東瀬清江 FK9 11 508 10 32”873
50 新井レーシング/新井靖弘・飯岡義雄・塚越広大・塚越大登 FK9 12 481 2 32”791
25 FuryouOyaji/狩野順・神農清男・松原啓栄・長沼宏 GX200 13 445 1 33”029
19 モーニングSSR。/関口健太郎・猿賀恵司郎・鈴木信行・堀清志 FK9 14 430 16 38”897
18 D−LIVE/寺田純一・小栗覚・稲葉隆之・山崎攻一 FK9 15 276 5 32”686
10 東京工科大チーム・マー/大瀧昇亨・吉田拓弥・矢崎勝也・塚越友也 FK9 16 233 8 33”711

RA−耐は今年1番の暑さという中の開催となった。10周年ということもあって、ラー飯能出身のGTドライバー密山選手や全日本FSAクラスの塚越選手も駆けつけてくれた。
そして決勝。スタートで飛び出したのはNo.4耐久おやじ。2番手以降をみるみる引き離す。が、給油のタイミングも早く、開始後40分には給油所に。作戦かと思ったがどうも燃費を犠牲にして速さに重点を置いたマシンのようだ。したがって、給油後は6、7番手位に順位を落とし、給油前にはトップに返り咲くという、なんとも微妙な展開が続く。それと同じように、他のチームも一時的にトップになるものの給油時に順位を落とすという展開が続いた。私の記憶でもトップに立ったチームは、No.4耐久おやじ、No.12プロトラックス、No.13スーパーエキスプレス、No.27River&Lucks、No.34ちーむ・だやん、No.39MAGICAL、No.50新井レーシング、No.51SEXYJAPANと8チームが入れ替わるという激しさ。はたして、どこがトップのタイミングで6時間になるのか、全く予想がつかない状態だ。まして、中盤に差し掛かると雲行きまで怪しくなり始めた。残り2時間に差し掛かる前には大粒の雨が落ちてきた。そこで、すぐさまレインタイヤに交換したのが、耐久おやじ、MAGICAL、SEXYJAPANなどのチーム。逆にプロトラックスやスーパーエキスプレスなどはスリックで粘っている。だが、まさにこのタイヤ交換のタイミングが明暗を分けたと言っても良いであろう。10分もすると雨はやみ、タイヤ交換に要した時間を取り返す前にライン上は乾き始めたのだ。みるみるスリックタイヤの方が速くなりその差が広がり始めた。また、ドライの中の走行の為、レインタイヤが減っていくのが外から見ても解る。が、乾き始めてから30分ぐらいしてスコールのような大雨となり、コースはあっという間に川と化した。当然全車レインに履き替えたのだが、最初の雨で履き替えたチームはすでに山が無い。川と化したコースではその差は歴然。 残り1時間 の時点では雨も弱くなり、スパーエキスプレスが2位以下を数周遅れにしてトップに立っていた。このまま行くかに見えたが残り15分という時点で給油に入り、トップはプロトラックスに。そして、そのまま見事に波乱の6時間を制した。また、タイヤのハンディを乗り越え猛チャージを見せたSEXYJAPANが2番手でチェッカーを受けた。
それにしても今回は、PK50やGX200が予想以上の活躍を見せてくれた。特に給油回数4回で5位入賞を果たしたNo.89林檎農園白組や一時は4番手まで順位を上げた給油回数3回のNo.14B.O.M.と燃費が大きく影響したレースでもあった。ちなみに給油の多いチームは7回行っている。


 

フォーミュランド・ラー飯能 2003ファイナルレース 3時間耐久 2003/12/23 コースコンディション:ドライ

No. チーム/ドライバー 決勝 予選 公式練習 ハンディ
順位 周回数 順位 タイム 順位 タイム
6 アグレッサー/佐藤明 1 295 13 1’04”757 2 32”042
4 耐久おやじ!/大沢秀行・山本隆 2 295 8 57”086 10 34”221
18 WILD  CATS/寺田純一 3 294 7 56”562 4 32”437 -2
7 燃える闘魂/山崎攻一 4 289 12 1’02”890 5 33”128 -2
29 澤田インチキ商会/澤田幸夫・石関正行 5 287 9 57”482 12 34”589 -2
19 モーニングSSR。/関口健太郎・猿賀恵司郎・堀清志 6 284 11 59”014 9 34”065
50 新井レーシング/新井靖弘・塚越広大・塚越大登 7 279 2 48”439 7 33”543 -2
27 River&Lucks/吉澤充博・川澄大介・影山伸一 8 277 16 1’25”422 17 39”665
12 つぼ7会/阪正晴・阪光太郎 9 275 10 58”102 8 33”587
16 東洋大BLACK CHAOS/松井真志・安藤康浩・深谷雄希 10 274 6 55”863 15 35”608
14 ペイント間に合わないレーシングプロジェクト/手島雄介・鈴木慶祐・久保和 11 268 17 1’27”636 14 35”269 -6
13 密山レーシングスクール/密山祥吾・菅原正道・山口貴弘 12 264 4 50”972 13 34”890 -2
15 チーム・クラッシュネット・ジャパン/石川朗・奥山文彦・熊谷行信・中島敦 13 259 1 45”764 16 37”884  
10 東京工科大チーム・マー/吉田拓弥・越塚友也 14 254 14 1’08”528 6 33”476
11 ミスター・ブービー/安藤嘉紀・小林宏康・吉澤大輝 15 252 3 49”289 11 34”346
39 MAGICAL5/前田竜生・小佐野敏 16 244 15 1’16”844 3 32”101 -2
28 MAGICAL9/鈴木哲・寒川照和・笹川正 17 184 5 53”046 1 32”022 -4
毎年開催されている3時間耐久レース。このレースは単純な耐久レースではない。一回の給油料は3リッター以内、そして一回の給油ごとに3分ストップ。予選は自転車にランニング。そして、レース途中には計算問題があり、まさにスピードや燃費の他に、知力、体力、時の運(って、アメリカ横断ウルトラクイズかよ!)が要求される過酷?で楽しいレースなのだ。
予選は折りたたみ自転車でコースをオーバルで約1周し、最終コーナー立ち上がりからコントロールラインの約40mを自転車から降りて猛ダッシュ、というもの。これが、トレーニングをしていない者だと、上り坂のある自転車の時点ですでに酸素不足に、もはや最後のダッシュはご想像にお任せします。その予選を制したのは10代、20代の若猛者を押さえた元Fポンドライバー38歳の石川選手。さすが現役キックボクサー。
決勝はトラブルなく走り切ることが最重要ポイント。遅くても燃費が良ければ結構な順位になる。もちろんクラッシュやスピンはご法度なのだが、なんとセーフティーカーが5回も出場。しかもクリスマス仕様に飾り付けされたセーフティーカーにはサンタクロースが・・・。
90分が経過しコース長より合図が、各チームのドライバーが一斉にピットに戻り計算問題を・・。簡単なものだけど、慌てると間違える。いかに冷静な判断が出来るかが鍵なのだ。出来た者からコースに戻るのだが、間違えは一問につき−2周のハンディが与えられるという厳しいものだ。
そして、3時間が経過。チェッカーが振られた。トップはNo.18WILD CATS。ウィニングランまでしたのに、なんと計算問題で一問間違えが・・・・!
結果は、最終周にNo.4耐久おやじを抜いたNo.6アグレッサーが見事優勝! No.18WILD CATSは3位となり幻のウィニングランとなった。

*決勝レース途中に行われるノルマ(今回は計算問題5問)に間違えが一つあるごとにー2周のハンディが与えられた。
*予選は自転車と走り(自分の足で)



レース後は飯能プリンスホテルにて3時間耐久の表彰式とシリーズ表彰が行われました。