スタッフの私的なコーナーバックナンバー
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未知への疾走

それはスタッフTが、入社して1年が過ぎようとした頃だった。
いまいちタイムに伸び悩むスタッフTは、その未知への壁の高さに夜も眠れぬ日々をおくっていた。

スタッフT 「S長!どうすればS長のように速くなれるんですか?」

S長 「さあな、それは自分で見つけることに意味があるんだよ。」

またいつものよう、はぐらかされた彼は今日こそはと営業終了とともに練習に励むのだった。

そして、それから3週間が過ぎたある日のことだった。スタッフTは何かとてつもない興奮をその手で感じたのだった。

「こっ、これは・・・  そうかS長が言いたかったのはこの事だったのか!」

彼の全身に未知からの光が降り注いだように見えた。
その長く厳しい日々を乗り越えついに答えを手にしたスタッフTは、S長のいる事務所へと駆け込んだ。

スタッフT 「S長!! S長の言いたかったことがわかりましたよ!  ”心”だったんですね! ”心”で走れと言いたかったんですね!」

S長  「・ ・ ・ 」

スタッフT 「ねえ、そうでしょ、S長!」

S長 「何言ってんだおまえ。カートは荷重だよ。か・じ・ゅ・う。」

スタッフT「エッ! ・ ・ ・ 」

彼の未知への旅は、まだまだ始まったばかりだ!
                                        

 

日常生活の小さな幸せ

 最近クラブハウスの受付にある観葉植物が花を咲かせた。実に7年ぶりのことである。

ある時スタッフJが観葉植物に水をあげていたら、一つのつぼみを発見した。そしておもむろに葉っぱを切り始めたのである。
その姿は本人いわく、まさにカリスマ的美容師だったという・・・。

・・・・それはおいといて、まぁ、葉っぱを切ったことによって今ではつぼみも4つになっているのであった。

 

君に幸あれ!!

RA最年少でもあるスタッフMはタイムを縮められず悩んでいたある日、ずっと思いを寄せていた子に告白をした。
それはもう、募っていた彼女への想いの丈を全てぶつけた。

・・・・が、玉砕した。

その翌日からスタッフMは、届かなかった彼女への想いをカートにぶつけるかのようにカートに乗りまくった。
そして、その日から何か吹っ切れたスタッフMは、タイムをどんどん更新していった。
RA最速になる日も近いとささやかな(?)野望も抱くようになった。

何はともあれ恋は実らなかったものの、スタッフMの幸せが早く訪れるのを誰もが願わずにはいられなかった。

P.S.彼女募集中。

 

とある朝の出来事 

その日スタッフAは寝坊をした。

前日、昔働いていた下北沢で友人と飲みすぎたらしい。
目が覚めた時は、いつも家を出ている時間になろうとしていた。     
慌てるスタッフAには、歯を磨く時間すらなかった 。
 しかし、歯を磨かない事だけは許せないスタッフAは、ラーで磨こうと思い素早く歯ブラシと歯磨き粉を持って家を出た。

まだ誰も来ていないラーに着いたスタッフAは、さっそくトイレの洗面所で歯を磨き始めた。
まさに至福のひとときを感じていたスタッフAであった・・・。

が、なぜか渋いような? しょっぱいような?

そしていつまでも泡立ない口の中に疑問を感じ、おもむろに歯磨き粉に目を向けたスタッフAは・・・!!

「おえーっ!」

と叫ぶが如く必死にうがいを始めたのである。


そこには、”ハンドクリーム”という文字が燦然と輝いていた。 しかも尿素入り。

その日、スタッフAの歯は、1日中うるおっていたのは言うまでもない。

 

続・とある朝の出来事

またしてもスタッフAは、寝坊した。

この前と同じように、昔働いていた下北沢で友達と飲み過ぎたらしい。
目が覚めた時にはもう、家を出なければならない時間だった。
そして前回と同じように、もう歯を磨く余裕はなかった。

 当然のようにスタッフAはラーで歯を磨けば良いと思っていた。もちろん二度とこのコーナーに載る事の無いようにと思っていた。
しっかりと歯磨き粉を確認し、家を出る事に成功した。

 「かんぺきだ・・。」

そうつぶやきながら軽い足取りでラーへ向かった。
それにしても寝坊をすると なぜだか早くラーに着く。
さっそく、まだ誰も来ていないラーのトイレの洗面所で、歯を磨く準備に取り掛かったスタッフAは・・・

「うぉーー!!」

と叫んでいた。
そう、彼には歯ブラシを準備した記憶が全くないのである。

その日、彼の人差し指の指紋が消えかかっていたのは言うまでもない。

 

お料理まめ知識(?)

最近スタッフJは、マヨネーズにはまっている。
マヨネーズをそのままいただくのではなく、料理のちょっとしたアクセントにするのだ。
例えば最近で言うと、やきそばにマヨネーズをかけるのは主流になってきた。
他にもいろいろマヨネーズは料理のアクセントとして親しまれていそうなので、スタッフJはいろいろ試してみることにした。
そしてスタッフJの中で大ヒットしたものは、 冷し中華にマヨネーズだ。これはまさに絶品である。是非一度食して頂きたいらしい。
他にも、カレーにマヨネーズをかけると美味しいらしい。
毎週日曜日、ラーのスタッフの昼食はカレーなので、きっとスタッフJは試すのであろう。

 

長編〜出会いその1〜

最近メールにはまっているスタッフMは、他に漏れることなく出会い系サイトに手を出した。
最初は、どんなものか興味があるだけで、期待はしていなかった。
とは思いつつ プロフィールは実際より良く書いている自分に疑問を持ったりしながら 彼のメール物語が始まった。

早速、伝言板に目を通し、選定に入るスタッフMであった。
日頃から自分の感は冴えてると思っている彼は、迷うことなくR子を選び彼女のプロフィールを見る。
「おーっ、やはり俺の感は冴えている!」 まさに自分の理想のプロフィールなのである。

ニヤニヤしながらスタッフMは、メールを送り始めた。「はじめまして、こんにちは・・・・・・。」  すでに彼の心中は、興味の域を越え
期待でいっぱいであった。

それから間もなく、返事が来た。「すっげー!こんな簡単に他人と会話が出来る時代になったのか!」と、おやじ臭いことを思いつつすでに舞い上がっているスタッフMであった。しかしこの反応の良いメールには他に理由があった。彼は、自分のプロフィールが、かなりいい男 になっている事を忘れていた。

それから何日かメール交換を続けていたスタッフMは、とうとうR子と会う約束をしたのである。「やっほー!」 叫ばずにはいられないスタッフMであった。
彼は、デートに向けて行く所など、いろいろ調べた。R子を楽しませる為に努力を惜しまなかった。仕事もそのぐらいやれば確実に時給は、上がるのだが・・・。

そして約束の日。駅に近づくにつれ、彼の頬は緩むいっぽうであった。

ちょっと早目に着いたスタッフMは、待ち合わせ場所の近くに車を停め 待つことにした。R子には、車種と色を教えてあるので、来れば判るはずだ。彼はミラー越しに、待ち合わせ場所を見ていた。「来たっ!あの子だ。」まだ 遠くから歩いてくる子を見てスタッフMは、直感でそう思った。が近づくにつれ、彼の緩んでいた頬が、こわばってきた。「いや違う。違ってくれ!」その女性は、彼のイメージとはかけ離れていたのだ。しかし無情にも、その女性は 待ち合わせ場所に足を止め、あたりを見回しはじめた。そして、こちらを見ると手を振りながら歩み寄ってきたのである。
「Mさんですか?」とっさに「いやっ、違います!」というが如く、スタッフMは無意識のうちに車を走らせていた。我に帰ったスタッフMは、「なんなんだよ。どこがかわいい系だよ。女のかわいいは、これだから解らねえ。」と捨てぜりふを言い、「しかし 、あの子がメールの子だとすぐに解る俺の勘は、やはり冴えていた。」と今度は自分を誉める幸せ者であった。

さて 彼が、「本当の意味で自分の勘は外れだった事。自分のプロフィールも同じようなものだった事。」に気づいたのは、その後すぐの事であった。しかし彼はまだ懲りていないらしい。したがって筆者も題名にその1を付け加えておいた。その2がある事を期待しながら・・・。

 

ビールと減量と天国と地獄」

とうとう暑い夏がやってきました。こんな暑い日は、海かプールにでも行きたいものです。
ただ、水着になるには、やはり減量しないといけないかなー?なんて思っている方、なんちゃってスタッフ C が楽しい!楽しい?減量方法を紹介します。
これは、人が話していたのをたまたま聴いて、それをヒントにスタッフ C があみ出したものです。絶対に効果はあります。
あっ、いや、たぶんあると思います。

それはラー飯能で行われた昨夏の60分耐久レース。重量車検の時に聞こえてきました。

ドライバーA  「いやー、夏の耐久は2`は痩せるね!」

ドライバーB  「俺なんか3`痩せるよ!」

今でもこの言葉は、耳に残って離れません。その場では「3日連続で耐久レース並みに走れば10`減量できる・・・!?」などと、思っていたほどです。
そんな単純なスタッフ C です。皆さんも見当はつくと思います。彼が言う減量方法とは、

 その1、真夏の炎天下の中カートで走る。出来ればサウナスーツで。
 その2、カートの後は、名栗の村営温泉で汗を流す。

以上2項目を週に3回行えれば効率的ですが、1回でも効果は期待できるとの事。

ただ、スタッフ C は、昨夏のレースで聞き逃していた事があります。

ドライバーA  「でも、レースの後のビールが最高に美味いよな!」

ドライバーB  「そうっ!。あまりにも美味いから気が付くと1`増。」

ドライバーA、B  「ガハッハッハッハッハ・・・・!」

 そう、この減量方法は、ビールを最高に美味しく飲む方法でもある。アルコールの誘惑に負けた時、それは減量の道から足を踏み外した事になる。
天国と地獄は、いつでも隣り合わせなのだ・・・

 

2001年、夏の思い出

たまには真面目なお話をと言う事で、8月5日ツインリンク茂木で行われた耐久レース「KーTAI」のご報告を致します。

KーTAIとは茂木の本コース(1周4.8km)で行われるカートの7時間耐久レースの事です。携帯電話ではありません・・・。
マシンレギュレーションでは250cc以内のカートならなんでもOK。そんな中我々は、レンタルカート(FKー9)を改造して果敢に挑んだ。
と言うと聞こえは良いが、今思えば社長の頭が壊れた。だって真面目にそれで上位を狙っていたのだから・・・。

という訳で最高速200km/hも出るカートがある中、120km/hしか出ない我々の唯一の頼みは、「燃費」だ。そしてもう一つの狙いはあまりにも遅くて「目立つ」事。
しかしこれはドライバーにとって辛いレースである。
いかに抵抗を減らし、もちろんブレーキも極力使わず徹底的な燃費走法を強いられる。しかも目立たなければならない。

いろいろな期待と不安を抱き、かくして7時間耐久レースの火蓋が切って落とされた。

まずいきなり予想外の事が起きた。ローリングスタートのペースカーのペースについていけない!ほんとに大丈夫??
だけど、何とかスタートし淡々と7時間をトラブルなく、無事完走出来ました。後半は駆動系がたれてしまい、3分フラット位で走行してたのが3分20秒まで落ち込んでしまいました。これは、来年への課題です。
←えっ!また出る気?

何はともあれ、出場した皆さんお疲れ様でした。またレースを運営したスタッフの方々ありがとうございました。とても楽しいレースでした。

えっ!結果はどうだったのか?って。んーと、えーと楽しかったです。そういう意味では優勝です。

                                                結果:73位/122台    ← 見たなー!

 

 

初レース参戦記 前編  〜チェッカー目指して〜

ネッツカップ アルテッツアシリーズ。
今売り出し中の谷口信輝や F3ドライバーの峰尾恭輔などが、出場しているレベルの高いレースだ。
そんなレースに挑戦したアホなスタッフがいた。それも初レースというおまけつき。果たして彼の運命はいかに・・・。

今回のレースは、国内でも最大級のレースイベントとなるGT選手権と併催される。しかもあの鈴鹿サーキットで。
したがって観客数も決勝日になると5〜6万人にもなる。

金曜日。いよいよ公式練習。彼にとってアルテッツァの性能を知る上では、大切な1時間だ。 ところが乗ってみると、ハンドルを切ってもアンダーが出るわけでもないのに全然曲がらない。それどころか、ステアリングから前輪の動きが伝わってこない。

 「これなら普通の乗用車の方がよっぽど曲がる。」

しかし他のドライバーは全然速い速度で走っている。

 「こいつらアホか!」

彼は完全に恐怖感に包まれていた。

  「恐い!まるで自分の思うように動いてくれない。いくら走っても 僕はこれ以上速く走れない。恐すぎる・・。」

しかし恐さと闘いながらも前を行く川崎俊英選手について1コーナーに進入した。 彼が予選トップタイムの選手とは知らずに。
案の定、彼は1コーナーで回転しながら散っていった。まるでシューズの紐が切れたバレーリーナのように・・
公式練習終了・・・。

土曜日。公式予選。あまりの遅さに彼は落ち込んでいた。

しかし、気持ちを入れなおしシートポジションを合わせていたら・・・

 「なんじゃ、こりゃー!」

なんとステアリングとステアリングボスを接続しているネジが緩んで浮いてるではないか!!
それも6個あるネジ全てが緩んでいる。ステアリングが外れかけていたのである。
 「これだ。曲がらない原因が解かった!」

メカの人には、監督とチーフメカをいきなり良いタイムを出して驚かせようと思い内緒にしてもらった。

 が、それが思わぬ事態に・・・。

チーフメカは公式練習のタイムから計算して予選の周回数を8周と読み、軽量化のためガソリンの量を必要最低限にしてくれた。
そうとは知らない彼は、最初にじっくりハンドリングを確認し、徐々に慣らして最後に手頃な相手を見つけ、引っ張てもらう作戦に出た。

                                                                            つづく・・・

 

「初レース参戦記  後編 〜遠かりしチェッカー〜

アルテッツァは、昨日とは別物だった。ハンドルを切れば曲がるし、前輪の動きもステアリングを通してしっかりと伝わってくる。
あとは良さそうな相手を見つけ後ろから付いて行けばと思っていたら
 「来た来た。」
シケインで先に行かせホームストレートで後ろについて全開!のはずが、いきなりエンジン回転が下がった。

 
「・・・??!」
ガス欠だ。それもホームストレートで。当然ピットには戻れず、終了後、牽引して戻るはめに。
10周目の事だった。牽引した事によりタイヤにタイヤかすがこってり着いてしまった。
 
日曜日。決勝は結局色々あって、前輪に中古タイヤ、後輪はタイヤかすだらけのタイヤで行く事になった。ただ昨日のハンドリングから見ても決勝は結構いけると思った。
フォーメーションラップが終りグリッドに着いた彼は、ギアをニュートラルに入れ大きく深呼吸をして目を床に移していた。
そして気合を入れ前方に目を移したその時、とんでもない光景が!

 
なんと、全車スタートしているではないか。

 「なんでやねん?!」

と叫ぶが如くギヤを1速に入れ、スタートしたがなんとバックギアに。

 「げーっ!」

そう、彼の車は見事にバックしていったのである。しかも、ホイルスピンをさせながら・・・

 「まっ、すぐに追いつく。」
その時の彼は意外と冷静だった。案の定、S字の入り口では前の車に追いついていた。後ろから見てると、前の車は結構ふらついていて、インが開いたりしている。
その前の車は、もっとひどい。
「これは行ける。スタートであれだけ遅れたのに、戻ってきたら2、3台抜いてるって言うのもいいな。」

と思い、まずヘアピンでインをさしにかかった。が上手く押さえられブレーキング。次の高速コーナーで遅れを取ってしまった。
次の瞬間 経験の無さが出た。遅れを取り戻そうと、続くスプーンコーナー進入でオーバースピード。ロックさせながらコースアウト。
なんとかグラベルからは脱出したものの、すでに誰も視界になかった。

左前輪からは嫌な音がしていた。たぶんコースアウトの時にタイヤかすでも拾ったのだろう・・・?
彼は、周回遅れだけは避けたい一心でがむしゃらに走行をはじめた。
2周もしないうちに前の車が見えてきた。周を追うごとに追いついていく。彼は追いつけると確信した。が、甘かった。5周目ヘアピンの入り口で左前のタイヤが突然バースト。彼のレースは終った・・・。

どうやら一周目にロックさせた時にフラットスポットをつくってしまったのが原因らしい。

レース後、彼は歩いてパドックに戻る際、天を仰いでボソボソと呟くのであった。
「う〜ん、それにしても凄まじい3日間であった・・・。」
と言ったあと、何か大切な事を思い出したかのように  「あっ!」  と叫んだ。

そう、彼は3日間 1度もチェッカーフラッグを見ていないのである。

 

〜回想2001年〜「秋の光景」

澄み切った青空には、飛行機雲が1本・・・
まるで吸い込まれそうな空を見上げながら、眩しそうにした細い目で彼は微笑みながら呟いた。

「高い空だなー・・・。」

そしてヘルメットをかぶり、バイクにひょいっとまたがると彼はアルバイトに向かった。
心地の良い風を体いっぱいに浴びながら・・・。
 緑の中をしばらく走り、左にある橋を渡り 突き当たりを右に行く。最後に上り坂をのぼると、そこにカートコースが現れる。
彼のアルバイト先のフォーミュランド・ラー飯能だ。
 ダダッ、ダダッ、ダー・・・カチッ、カチッ、カチッ。ウインカーをつけ、彼のバイクがやってきた。
橋を渡り右へ曲る・・・はずが???

あれっ!左に曲った。

そして、そのまま彼の大きな体がどんどん小さくなってゆく・・・遥かかなた豆粒のように。いったいどこへ ?・・・
と、その時 急にUターンをしたかと思うと、その巨漢を目いっぱい小さくかがめ、全速でこちらに向かってきた。

???・・・あっ!こっ、これは・・もっ、もしや・・・

そう、それは まぎれも無く、最後の坂を登り切る為の「助走」であった。

ダダッ、ダダッ、ダー、ダダッ・・・・ボボッ、ボボッ、ボ〜ッ・・・

止まりかけるバイクに乗り、必死に坂道を のぼる彼の姿がそこにあった。
その姿は、まさに競馬のジョッキーがラストスパートの鞭を必死にあてているようであった。
馬よりもジョッキーの方が 大・き・い という点を除けば・・・。

それは、青空広がる小さな、小さな秋の光景であった・・・

スタッフS・・・身長174cm、体重101kg、B型、乙女座。ラーでのベストラップ:36”265。
スタッフS曰く、「僕のバイク なぜかパワーが無いうえに 燃費も悪いんです。」

彼は、決して体重にはふれないのである。

 

 「ウェイト」

今日もフォーミュランド・ラー飯能では、ランキングボード上において熱いラップタイム争いが繰広げられている。
特に上位陣においてのレベルは、技術的にも相当なものであろう!?

 そんなある日、上位陣のお客様 Iさんがやって来た。2月というのに暖かい日であった。

 スタッフAは、こんな日は好タイムが出ると確信していた。案の定 Iさんは、久しぶりに34秒台を出したようだ。
それを見ていたスタッフAは、なにげに心の隅にうずくものを感じた。
 Iさんが、2回目の走行を行う時には無意識のうちに 「たまには一緒に走りますか?」と、声を掛けていた。

 かくして、スタッフAはIさんと一緒に走る事になった。

 スタッフAは、余裕で勝つつもりでいた。が、Iさんは腕を上げていた。降りてくるとAが34”5、Iさんが34”6と僅か 0.1秒差しかないのである。
 変な所に負けず嫌いのスタッフAは、0.1秒しか差が無いのが気に入らないらしく、勝っているにもかかわらず 体重差をアピールしている。
計測してみるとIさんが59.6kg、Aは65.8kg。ランキングボードルールだとIさんは0.25秒加算され、逆にAは0.25秒減算される。
これに小躍りして喜んだスタッフAであったが、それも束の間。なぜか沈み込んでいる・・・?

 ・・・彼は、ついこの前は64kgであった。その時「62kgまで落とそう。」と心に誓っていたのである。その矢先なだけにショックを隠し切れずに落ち込んでいたのだ。

苦渋の面持ちの目線の先には、小さく膨らみかけたお腹が まるで肩身が狭そうに しかし堂々としていた。

落ち込んだスタッフAに出来る事といえば、わずかな時間 腹に力をいれて、へこませるのが精いっぱいであった。

 

 「・・・!?」

・・・う〜ん、ううう・・・・ん。くそっ!だめだ。うぉーー!
 はあ〜あ、わからんっ!!

そう、筆者は悩んでいる。

「ねた」 が出てこないのである。他のスタッフが非協力的なのだ。
最近笑える失敗がめっきりない。失敗がないのは良いことだが・・。
おかげでこのコーナーが書けない僕は、胃潰瘍になりかけている。

「だいたい、このコーナーで出場回数が一番多いのは、俺じゃないか!半分は俺だよっ!!俺のコーナーじゃねーんだからよ、オメーラもっと ねた 持ってこいってんだ!!」

あーすっきりした。ちょっとは、胃潰瘍おさまるかな?

あっ、いい忘れましたけど、半分は僕の話と言うのは本当ですが、出会い系サイトの話しは僕ではありませんよ。間違えないで下さいね。

えっ、信じられないって?本当ですよ〜。信じてくだ・・・ううう〜。

また、胃潰瘍が悪化する筆者であった。

 

「恐るべしスタッフG」

それは、良く晴れた日曜日であった。しかし、3時を過ぎる頃になるといきなり雨が・・・

S長   「今日の貸切りのお客様に連絡を入れておいてくれ。」

スタッフG 「はい。」    ・・・・・  「 S長、電話出ません。」

S長   「あっ、そうだ!このお客様は千葉から来るんだ。もう出てる!」
        「どうしようか?」

スタッフG 「ちばらく待ちましょう。」

S長   「・・・・」(えっ?今、ちばらく って言った?いやっ、聞き違いだろう。こんな  低レベルなおやじギャグ言う訳ない。聞き流そう。)

スタッフG 「あれっ、今のわかりませんでした?」

S長  「 いっ、今のって・・・」

S長は、しばらく呆然としていた。魂をとられた抜け殻のように・・・。が、しばらくしてニヤニヤしながら言い出した。  

S長 「ねえ、恥ずかしくない?そんなおやじギャグよく言えるよね。せっかく聞き流してあげたのに。」

スタッフG 「え?そんなことないですよ。最高じゃないですか!それにオヤジギャグじゃなくて、ギャルギャグです。」

S長   「・・・・・」(えっ、今ギャルギャグって・・・)

 そこには、瞬き一つしないS長が立っていた。この日、2回目の抜け殻となって・・・

 

「天使の囁き」

その日スタッフAは、久しぶりに旧友と飲んでいた。
久しぶりに会ったせいか、話しは盛り上がり、それに比例してお酒のペースも上がっていった。
普段、お客様には「カートをしっかりコントロールするには、まず自分をコントロール出来ないと・・・」と、言ってるわりには、すでに彼は自分をコントロール出来る範囲を超えていた。

 彼が、その事に気付いたのはトイレに行こうと席を立った時であった。

「あれっ・・・?」

と言いながら、またすぐ席についた。いや、しりもちをついたと言うのが正解であろう。
なぜか立つと景色が廻るのである。しかし、チャレンジング精神旺盛な彼は、トイレに行く事をあきらめなかった。フラフラしながらもトイレに向かったのである。
それはまるで、真っ暗な悪路を手探りしながら歩いているようであった。
が、途中まで来て彼は  トイレがどこにあるのか解らなくなってしまった。それどころか、何やら狭い所に入り込んで、抜け出せないのである。周りがガラスなので外の景色は解る。廻って見えるが・・・。

「とにかく どこかに扉があるはずだ。」

と思い、扉を探すのだが、どこから入ったのか?扉が見つからない。焦ってきたスタッフAは、かまわずそこらじゅうのガラスを押しまくった。

「だめだ、どこにもない。閉じ込められた!」
「あ〜、俺はこのままトイレにも行けず、ここから抜け出せないのか。」

と、半ばあきらめて、しゃがみこんだその瞬間、寄りかかったガラスが、スッと開き思わず転がり込んだ。
なんと、そこの店員が開けてくれたのだ。
スタッフAには その店員がまるで天使のように見えた。が、その天使は言った。

「お客さんっ、電話ボックスの中で暴れないで下さい!」

「へっ??」

それ以来スタッフAは、電話ボックスのある店には足を踏み入れないのであった。

 

「完走」

8月3日、4日 。行ってまいりました。昨年に続き、ツインリンク茂木のK-TAI、7時間耐久レース。
今年は150台の参加台数を集め、去年と同じく250ccまでのエンジンであれば、何でもOKというレギュレーション。そんな中、またしてもレンタル用カートのFK−9のラー飯能スペシャルチューニングバージョンで挑んだ。まっ、早い話が去年のマシンの進化版だ。
公開練習では2分50秒を叩き出した。←
去年より15秒速い。
とは言っても、他のマシンに比べると格段に遅い。したがって昨年同様ノントラブル+燃費で150台中75位以上を目標に揚げた。
スタートはクラス順に並ぶ。一番下のクラスの我々は140番手ぐらいからのスタートとなった。

かくして7時間耐久レースの幕が切って落とされた。
30分もすると次々と給油の為にピットに戻って来るマシンが出始める。1時間経過時点ではなんと54位まで順位を上げている。
[これは、なかなか行ける。」
1時間45分でドライバー交代と給油を行う我がチームは3スットプ作戦だ。最初のピットイン前では47位まで順位が上がっていった。
「すげ〜!」
皆の期待が大きくなる。が、快進撃もそこまで。なんとキャブが詰まったりと、小さなトラブルが続発しはじめた。
2時間→61位、3時間→58位。
この頃からミニトラブル+エンジンのたれが出始めタイムが遅くなってきた。
4時間→64位、5時間→72位。
そしてとどめのクラッシュ。But、自力でピットに戻る。リヤシャフト、リヤバンパー、タイロットなどを交換。40分程のロスはあったものの復活!
6時間→99位。
100位とは2周差。なんとか2桁の順位で行けると思った矢先、残り5分にリヤタイヤバーストのためピットイン。チェッカー1分前にコースイン!
−結果100位完走。−

イヤーなんともスリリングな完走でした。そしてドライバー、ピットクルーが一丸となって掴んだ価値(勝ち)ある完走でした。

ばんざ〜い!

 

「レース参戦記ヴィッツ編・上」

以前、初レースにしてアルテッツアレースに出場したアホスタッフを皆さんはご存知であろうか?その彼が、懲りずにも今度はヴィッツレースに挑戦した。
「バックスタートなら誰にも負けない!」と訳の解らない事を叫びながら・・・?どういう訳だか 「ラック」というラリーで有名なチームが彼にシートを与えてくれたのだ。

ヴィッツレースはナンバー付きのレースなので気軽に参加出来るレースとして人気のレースだ。
また、GTやFポンなどのビックイベントのサポートレースというのも人気の一つであろう。
今回ツインリンク茂木で行われた最終戦の参加台数も87台という人気ぶり。そのうち予選を通過出来るのは45台。予選落ちになれば、土曜日で終らなくてはならない・・・。きびしーっ!

いずれにしても、スタッフAは、木曜から休暇を取り練習に励んだ。しかも1人で。気合だけはかなりのものだ。
茂木はK−TAIの時にカートで走っているものの、ヴィッツで走るのは初めて。9月に行われたヴィッツレースのデーターを見ると2分46秒が、予選通過ギリギリのラインだ。
と、その前にレース車輌に乗るのが1年ぶりの彼には試練が待っていた。ヘルメット、グローブを着用し乗り込もうと思ったら4点式のシートベルトをシートのどこに通して前に出すのか悩んでるありさま?なんとか他の人のを見てセット出来たが、すでに汗だく。挙げ句の果てにベルトを締めてドアを閉めようと思ったら手が届かなくて閉められない・・・。
すでに走る前に、走る事が難しく思えてしまうありさまだ。
何はともあれ走行を始めた・・・。が、あまりにも遅い。どう意気込んでも2分49秒がやっとである。他の車について行こうとしてもついていけないのである。聴く所によるとトップタイムは2分39秒。これは予選通過どころの騒ぎではない・・・。いきなりブルーなスタッフAであった。

明けて金曜日。気分を切り替え練習走行1本目・・・。やっぱり49秒。すでに彼の心はブルーを通り越しダークブルーへ・・・。ここで最終兵器を、前輪2本を新品タイヤから5分山程度のタイヤに交換した。ラジアルタイヤは山があるとコーナーでたわみが大きく、磨り減ったタイヤほどタイヤ剛性が高くなるのである・・・?たぶん・・・。周りを見回してみるとそんなことをしているチームは??・・・全部そうやんけー!しかも4輪。新品タイヤなんて俺だけやねん!←関西人になっている?
そして、練習走行2本目。ハーフウェットな路面の中にもかかわらず、コーナー立ち上がりでアンダーが出なくなっている。「お前って奴は・・・。」と前輪2本に声をかけながらニコニコしてる。気分も冴えると運転も冴えて来る。今まで全てのコーナーをブレーキで向きを変え様と意識していたが、低速コーナーはコーナー進入時手前でブレーキを終らせる乗り方に切り替えた。これにより、このコンディションで3秒のタイムアップ。考えてみると初のタイムアップである。

 

「レース参戦記ヴィッツ編・中」

土曜日、予選。スタート順は後ろから4、5番目のスタートとなった。スタート前、並んで待機していると向こうから某タイヤメーカーDの安○さんがやって来た。
安○さん 「あっ、出てたの?あれっ!このタイヤ??Aさん知らなかったかな?うちのユーザーでFM901使ってる人は誰もいないよ。今は皆RSVだよ!全然違うから今度はそっちを使ってみて下さいよ。」
スタッフA  「・・・」

さて、そうこうしてるうちに予選が始まった。1周目は様子を見ながら2周目からペースを上げていった。前は、徐々にだんご状態になり始め クリアーを取るには、前の集団を全て抜くか、ペースを落とし間隔を空けて行くかのどちらかになるのだが、迷わず全て抜く方を選んだ。うちのヴィッツには自動計測器があるのでラップタイムは毎周確認出来る・・・。はずが・・・
「あれっ??出てこない」
1台、1台パスしながら、そして計測器のリセットボタンを何回も押しながら・・・
「このやろー、肝心な時にいかれやがって。」

残り時間を確認しながら全部パス出来ると確信し、最後の1台を最終(ヴィクトリーコーナー)で抜き、残り2周という時間を残しクリアーラップをとることになった。が、その先にはまた集団が見えていた。これは、一発勝負になるとみるや、全神経をその1周にかけた。
2コーナーとダウンヒル後の直角コーナーでインを外してしまったが他を何とかまとめホームストレートへ。2コーナー出口で前の集団に追いついたので、念の為、もう1周出来る場合を考えぺースダウンし間隔を空けていったが時間通りチェッカーとなった。
自分のタイムがわからない彼は、期待と不安の中、1人パドックで皆が来るのを待っていた。
チームの皆が来るや否や「18、18番手。予選通過!」「心臓に悪いよー。ラスト2周まで電光掲示板に全然出てこないんだもん。」
スタッフA 「やったー!!」

我々が泊った宿は温泉ホテルでその隣には健康ランド風の温泉があり、チーム監督が腰が重いというので、そこで足裏マッサージを受ける事にした。「一緒に行こうよ。」と誘われたスタッフAも、気持ち良さそうなので行く事にした。
が、これが地獄の1時間となる事に・・・。「痛かったら言って下さい。」と言われマッサージが始まった。最初、痛気持ち良いという感じが、10分もすると気持ち良いは消え痛いのみに、一生懸命我慢するも耐え切れずスタッフAは「痛〜!どっ、どこが悪いの?」  マッサージ師は「ここは、胃」。「うぎゃっ!」、「腸」。「あたたっ!」、「肝臓」。・・・すでに汗びっしょり。
監督が気持ち良さそうな顔で「A君、痛そうだね。」
「ええ、内臓いかれてるみたい・で・す・うぐっぐ〜!」、「ここ、首」。「うげっ!」、「腰っ」。「いて〜っ!」、「ひざー」。「げげっ!」、「背中っと」。「ぎゃ〜!」、「はい肩」。失神寸前のAは、フルオーバーホールが必要なようだ・・・。

そして、いよいよ明日は決勝。天気予報はどしゃ降り。
「流れが俺に向いて来た。」スタッフAは、ニヤニヤしながら思っていた。
彼のタイヤは、他の人に比べパターン(溝の数)が多いし、山もある。ドライ時は接地面積が少なくタイヤ剛性も悪いので不利になるが、どしゃ降りなら話しは別だ。Aは、密かに雨の快走をイメージしてニヤついていた・・。ただし、タイヤが排水を必要とする「どしゃ降り」が条件だ。

 

「レース参戦記ヴィッツ編・下」

明けて決勝日。朝、起きると雨が・・・!やんでる!?
時たま霧雨程度の雨が降るものの路面を湿らせる程度で、タイヤのハンディを抱えたままだ。
彼は、タイヤの空気圧をどうするか悩んでいた。本来であれば低めに設定し、接地面を増やすべきなのだが・・・。
「よしっ!冷感でフロント3.3、リヤ3.5。」
彼の頭の中は、どしゃ降りという僅かな望みにかけて、図々しくもトップ10に入る事を考えていた。金曜日までは、半泣き状態だったくせに。

かくして、決勝レースが始まった。
フォーメーションラップが始まる頃には小雨が降っていた。が、路面は濡れてる程度で水が跳ねるまでにはならない。
それどころかスローペースで走っているにもかかわらずコーナーの立ち上がりでアクセルを踏み込むとそれだけで大アンダーステアーに・・・。
「はずしたっ!・・・。」
彼は、はずれセッティングで戦うしかなかった。

ふっ、と見ると、1台ペースダウンした車が・・・。左フロントがつぶれている。
「お〜、フォーメーションだというのに、早くも激戦開始か?ヴィッツレースは熱い・・・。」

グリッドにつくと彼は呟いた。
「相変わらずシグナルが見えない位地からのスタートは辛いな〜。」
頭を傾け、かろうじてレッドシグナルは確認出来た。1速に入れグリーンに変わるのを待つ。そこで彼に疑問がよぎった。
「レッドシグナルの後ってイエローだっけ??」
そうこうしてるうちにレッドが消えた。
「どうしよう!?んっ!?、じー、おー、・・・?って、GOやんけー!」
時すでに遅し。彼は、初レースに続きまたしてもスタートに失敗した。後ろグリッドの2台に抜かれ1コーナーへ。

前後左右どこを見てもヴィッツ、ヴィッツ、ヴィッツ、ヴィッツだらけだー。大行列となって3コーナー「うおーっ!」前の車が予想以上のブレーキング。止まりきれない彼はとっさに横へ、かろうじてかわした。そして次々横を向いたヴィッツが現れる。まさに、サバイバル戦の始まりであった。
サイドバイサイドは当り前、前車を抜こうとして失敗すれば、今度は後ろからやって来る。「楽しいー!こんなおもしろいレースはそうそうないな。」・・・

彼は、どうしても1台抜きあぐんでいた。コーナー出口でわずかに前に出るものの、ストレートでどうしても前にいかれてしまうのだ。強烈なアンダーステアーと戦いながらコーナーを曲る彼の車はストレートで伸びてくれないのである。かといってアンダーを殺す為ブレーキを早めれば、すぐさまインに入って来る。
雨は既に止んでいる。彼のセッティングはますます最悪な方向に・・・そして、V字コーナーでブレーキングが遅れた彼の車は、インからかけ離れコーナー出口で失速。一気に3台に抜かれるはめに。焦った彼は最終ビクトリーコーナーをオーバースピード。出口で失速。ホームストレートで差がでてしまった。とっさに得意の1コーナーで差を縮めんとばかり自分の速度で1コーナーへ、アンダーを出しながら侵入。次の瞬間視界に入ったのは、横向きになって止まっているヴィッツ。とっさにアクセルをオフにした彼の車は当然の如くリヤのグリップを失いそして、グラベルの餌食となっていった。5周目の事であった。

レースを終えてパドックへと戻る彼はまるで落ち込んでる様子は無かった。彼はこの大バトルにすっかりはまってしまったのだ。既に彼は来年のことを考えているのである。お金も車も無いくせに・・・。

 

「記憶喪失?」

それは、去年の秋の話である。
忘れもしない9月×日。そう給料日。
スタッフHは、学校帰りに「ラー」に立ち寄り給料を手に、るんるん気分で家路へと向かった。いつも通り慣れた林道をいつものようにバイクで・・・
しかし、気が付くとスタッフHは、川の中にいた・・・。

「あれ??・・・??」

しかもヘルメットを被ったまま・・??

「バイクは・・・?」

見ると、崖の途中の木の根元に引っかかてる。

「給料は・・?あった〜。」

彼はホッとしてバイクを引きずり上げ、家に帰った。
なぜ川に落ちたのかわからないまま・・・。

が、そんな彼に試練が待っていた。なんと鎖骨を骨折していたのだ。
診断によると全治1ヶ月。
彼は給料を治療代にあてるはめに・・。しかも、1ヶ月バイトも出来ず、ひもじい生活を送ったのだった。

それにしてもスタッフHは、いまだに川に落ちるまでの記憶がない。

「あれはキツネにばかされた!」と言い切る彼は、根っからの山育ちである。

 

「習慣」

スタッフHは、以前ガソリンスタンドでアルバイトをしていた。
スタンドでは、大きな声での挨拶は基本中の基本。スタッフHも元気一番、大声を張り上げていたのは言うまでもない。

そんなある日、近所にセルフサービスのガソリンスタンドが出来たので行ってみることにした。
なかなか、盛況だ。給油場所はほとんどお客が入っていて、わずか一箇所空いているところがあった。

「セーフッ。」

とつぶやきながら空いている場所にクルマを移動し、やり方を読み始めた。

「ふむふむ、よしっ、わかった。ガソリンも安いし久々の満タンだ。」

と言うがごとく、彼は慣れた手つきで給油口を開け、給油を開始した。
満タン近くなると自動に止まり、そこからまた微妙な量を調整しながらガソリンを入れる。その一連の動きは、まさにスタンドマンだ。
そして給油が終了するやいなや

「レギュラー満タン入りましたーっ!」

の一声。もちろん元気一番、大声で・・・
まさに、その瞬間スタンドじゅうの視線が彼に集中した。しかも皆の目線は冷ややかだ。
スタッフHは、見る見る小さくなりガソリンキャップを閉めて小さな声で

「キャップオッケー、ロックオッケー。」

と言い、逃げるようにしてスタンドを後にした。背中にはいつまでも冷ややかな視線を浴びながら・・・

その日この近辺は、いつになく寒い夜となったのは言うまでもない。

 

「Zoo・・・」

皆さんは野生の動物をどのくらい見たことがありますか?

もちろん日本での話です。

今回はフォーミュランド・ラー飯能に現れる動物達を紹介しましょう。

証言1
あれは、早朝・・・門の鍵を開けながら何気に振り向くと、「キツネ」と目がぴったりと合ったのです。
見事な金色のキツネは、歩いてる途中の姿のままピクリともせず数秒間、時が止まったようでした。が、一瞬目をそらした瞬間小走りで去って行ってしまいました。
私は「ルールールーッ・・・」という事も出来ず、ただ、キツネの去った後をピクリともせず見つめていました。

証言2
あれは、夕刻・・・帰り際、駐車場に大きな影が?ふと見ると「鹿」と目がぴったりと合ったのです。見事な角の雄鹿は、歩いてる途中の姿のままピクリともせず数秒間、時が止まったようでした。が、目をそらしてみると他に4頭。たまげて「鹿かい?」と尋ねると、ダダッダッと走り去って行ってしまいました。

そのほかには、イノシシ、サル、ウサギ、タヌキ、リス、ムササビ、イタチ・・・証言者は後を絶たない。

「フォーミュランド・ズー飯能」になる日も近い・・・・!?


7/4 クラブハウス横に、野うさぎ現れる!  暑い日は、日陰に限る・・・!?

 

「勧誘」

皆さんも一度くらいは、 勧誘の電話の経験があるでしょう。

忙しい時などは、それだけで頭にきちゃいますよね。
しかも中には、電話してきながら怒って切るやつまでいる。
そんな時は、もう怒りをどこにぶつけたらよいのやら・・・思い出すだけでも腹が立ちます。

スタッフZもそんな経験をした事のある一人だ。

それは、大学受験を控えた高3の春のことだ。
プルルルー、プルルルー・・・・
「もしもし、Zです。」

「こちらは○×予備校ですが、Zさんは今年お受験をなさいますよね。当予備校は合格率○%で、この辺りでもトップクラスになります。またレベルに合わせた・・・・そして、今回入学いたしますと・・」

(うわー面倒な電話だー!)
「あのー、私・・大学行きません!」(どうだ、まいったか!)

「えっ!頭があまりよろしくないのですね!」

「はあ・・・?!」(なんで、あんたにそんなこと・・)

「ご安心下さい。当予備校に入学頂ければZさんでもきっと大学に行けるようになります。そもそも、大学は・・・・・・」

(ご安心くださいって・・・??)

その後、スタッフZは延々と大学の話を聞かされたという。
(こんな予備校絶対に行くか!)という思いと、(私、本当は頭よろしくないのかなー)という思いが錯誤しながら・・・

そんなスタッフZも今では立派な?大学生だ。

 

「メイクドラマ!」

スタッフAは、今年ラーで開催したレースを振り返っていた。
RA:Cupシリーズ、大学対抗レース、レンタルカートレース、そしてRA−耐(6時間耐久)・・・・。

「うーん、今年は接戦のレースが多く見ごたえがあったなー!」
「ポイント争いも最後までわからなかったし・・・」
「RA−耐もよく頑張ったよなー。めちゃ暑いと思ったらあの雷雨。よく最後まで出来たよ!」

「あっ!・・・」

そう、競技長である彼は、1度だけ赤旗の指示を出した時のことを思い出した。

それはRA:Cup第4戦60分耐久レースでの事だ。
予選タイムトライアル後、決勝を迎え、 各車グリッドに整列し、チーム紹介が行われた。
そして、フォーメーションラップが行われ、スタートを待つ。緊張の一瞬だ。
フラッグが振り下ろされ各車一斉にスタート!
素晴らしいスタートだった・・・

1周目を終え、2周、3周とすると何か変だ。実際に見ている順位とモニターの順位が違うのだ。

「しまった!」

そう、彼はタイムトライアルのセットでスタートさせてしまったのだ。したがってモニターにはベストラップ順で表示されているのである。
スプリントレースならいざしらず、耐久レースである。彼は このままレースを続ける事を想像してみた・・・。

「だめだ・・。」と、ポツリと言い、次の瞬間コース長に無線で赤旗を指示していた。

しかし、コース長は訳がわからない。コース上スピンしているカートもない。ましてや各車レインタイヤでスタートしたのに雨は上がりつつある。どうしても赤旗の要素が見つからないのである。

「本当に振るんですか?」

「いいから、振ってくれー!」

赤旗が振られ 全車ピットイン。ドライバーも訳がわからない。すぐさま全チームを集め緊急ミーティングが行われた。

「すいません!しかじかこういう訳でスタートのやり直しということで・・・全て私の責任です!申し訳ないです。」

ということで30分遅れて再スタート。だが、この30分のズレが大きく勝敗を分けることになった。

 

「メイクドラマ!その2

レース展開は、優勝候補の3台中2台が、3位に1ラップ、4位以下には2ラップ差をつけ終盤に差し掛かっていた。
雨は完全に上がり、路面も乾きだした。
この時点では誰もがこの2台のいずれかが優勝するであろうと思っていたに違いない。
ところが残り15分、突然スコールが!みるみるコースは河と化しはじめる。

だが、もともと全車レインタイヤでスタートしていたので特に問題はないと思っていた・・・。
・・・はずが、なんと、トップのカートがスローダウン。続いて2番手のカートまでもスローダウン。どうやら、キャブレーターから水を吸い込んでしまったようだ。

1周以上あった3番手との差がみるみる縮まってくる。
そして残り5分。とうとう3番手を走行していたカートがトップに躍り出た。
チームメイトが飛び上がって喜んでいるのがコントロールタワーからもよくわかる。
予想していない展開にアナウンサーも絶叫している。

が、本当のドラマは残り1分にやってきた。

なんと、トップに躍り出たカートが最終コーナーでガス欠の為スローダウン!

これにアナウンサーは絶叫、絶叫!絶叫しすぎてむせている。

結果、序盤は最後尾近くのポジションだったカートが1位、2位になるという大どんでん返しの連続に、見ているほうは大興奮のレースであった。

スタッフAは思ったのである。

「まさに赤旗、30分の遅れが巻き起こしたミラクルレース。メイクドラマとはこの事だ。しかも、メイキングしたのはこの俺だからな・・・。ウン、ウン・・」

と、一人プロデューサー気取りでうなずいている、とんだ勘違い野郎であった。

 

「年の初めから」

2003年12月31日。曙がボブ・サップにあっけなく破れ、紅白が終え、2003年も終えようとしている頃、スタッフZは、あわただしく動き出した。

「急げー!早くしないと来年になっちゃうぞー!」

スタッフZは、友達に12時の時報とともに一斉に年賀メールを送る為に必死だった。

「明けましておめでとう。今年はお世話になりました。来年もよろしく!」

「出来たー。」

 ピッ、ピッ、ピッ、ポーーン。

「よし、作業終了!これで完璧だね!」

「そうだ、今年の目標は〈何事も無難にそして完璧にこなす〉にしよう!」

そして、そうこうしていると返信メールが次々と送信されてきた。

「おっ、早くも返事が来たな。どれ、どれ・・・」

メールを見ると、皆一様に「今年はいいんだ?」とか「来年でいいんだ?」など書いてある。

「なんなの?いったいどういう事?・・・・・あっ!」

そう、スタッフZの今年の目標は早くも崩れてゆくのであった・・・。

 

「Do you know Y'sKafe?」

2004年2月の平日。
スタッフAは、コントロールタワーの2階コントロール室の整理をしていた。

このコントロール室は計測システムのコンピューターなどがあり、その他に、昔使用していたパソコンやプリンター、それに付随した段ボール箱などもあり、それらを必要な物と不要な物に仕分けしていたのだ。

そして、何気に不要な段ボール箱の中を見る。
そこには、スーパーのビニール袋が無造作に放り込んであった。
袋の中を覗き込んで見ると、いくつもの小箱があらわれた。

「こっ、これは!?・・・。」

小さな期待に胸を膨らませ小箱の一つを開けてみると・・・

「うおー!なつかしー!」

そこには、今は昔、「’94Y'sKafeCup」と刻まれた、当時参加賞に使用していた皮製のキーホルダーが出てきたのだ。

まさに10年ぶり。

「’94年といえばセナが亡くなった年。もう10年が経つのかー・・・」

としみじみ思いながらキーホルダーを眺めていると、10年ぶりに陽の目を浴びたキーホルダーが、「俺達を捨てるなよ!」と、言っているように思えてきた。

「・・・・。」

スタッフAは、黙ってうなずいた。    ・・・・・終わり。

と言うことで皆様、レンタル、スポーツ、何でもいいです。走行受付の際に「キーホルダーが欲しい」と言っていただければ、もれなく写真のキーホルダーを一つ差上げます。
限定20個。・・・というか20個しか残ってません。

どうか、使ってやって下さい!!

 

 

「幻のキック」

スタッフAは、びっこを引いて歩いていた。
昨晩、自宅で足の指を強打した為、腫れた人差し指は内出血まで起こし痛々しい。
スタッフAは、多分、骨にひびが入ってるか、重度の突き指だと自覚していた。

他のスタッフはそれを見て「病院に行った方が良い」という有様だ。
ただ、どうしてやったのか聞いても、「ぶつけた」としか答えが返ってこない。

何はともあれ翌日に病院に行った。

ナース 「Aさん、いらっしゃいますか?」

スタッフA 「はーい!」

ナース 「どうされましたか?」

スタッフA 「あ、いや、あの、足の指をぶつけてしまって・・・」

ここでも、スタッフAはハッキリしないのである。
結局、レントゲンの結果、骨にひびが入っていた。が、医師に対しても「ぶつけた」としか言わないのであった。

はたして彼は、何をして・・・・

スタッフA 「はい、はい。わかりました。実は、テレビでK1を見た後に、調子こいて部屋でキックのまねごとをしていたら、勢いあまって、まじで柱にヒットしました。しかもトーキック。これでいいですか?こんなこと病院で言えるかっ!」

スタッフA 「あっ、言い忘れましたけど、あのキックは、マサトもびびるキックでしたよ・・。」

と言い放ってスタッフAは去って行った・・・もちろん、びっこで。

 

「2004K-耐」

毎年出場している茂木の「K-耐」だが、今年「ラー飯能ワークスチーム?」は出場を見送ることになった。
が、しかしラー飯能からはカートオーナーチームが80ccのミッションカートを駆って出場。また、スタッフAも優勝候補のN塾チームより250ccのミッションカートで出場している。

スタッフAは、昨年10月に岡山TIサーキット、11月に宮城SUGOの耐久レースで、このチームに入り優勝している。超プラス思考?の彼は、エースドライバーでもないのに自分を勝手に優勝請負人と思っている相変わらずの勘違い野郎だ。

そんなスタッフAなので今回も当然優勝するつもりで臨んだ。

そして、5時間の耐久レースの残り2時間。トップを射程距離に置いた展開で、スタッフAにドライバー交替。チームの作戦でも一応スタッフAと最終のエースドライバーで追い上げ逆転する 計画なので、まさに予定通りである。
が、交替して2周目に排気音に変化が出てきた。と、思ったのも束の間、いきなり音が激変!泣く泣く急遽ピットイン。マフラーの溶接部が折れ脱落しかけていた。メカニックの素早い処理で再スタートと行きたいのだが、「K-耐」ルールでピットインをすると5分以上のピットストップが義務付けられる。これは1周2分10秒前後で走る我々には2周以上の大ハンディとなってしまった。

気合を入れなおし、再スタート!気合を入れても、彼は、つい知り合いがいると、抜く際に必ず手を振っていく。相手が気付かないと、気付くまで手を振っている。挙句の果てにはそれが原因でブレーキングが遅れインに着けない時もあるほど・・・。
そして、前方にラー飯能カートオーナーチームYさんを発見。

「あっ、Yさんだ!おーい、Yさん待て〜!」

と叫びながらヘアピン進入のブレーキングで一気にその差を縮める・・・・縮める・・・縮まる・・・

「んっ、いかん縮まりすぎだっ!」

と同時にフルブレーキングで対応するが時すでに遅し・・・・

ドンッ!

結構な衝撃だったにもかかわらず、お互い直進状態だったのでかろうじてスピンなどはなっかた。

「ごめんなさーい!」

と叫びながら、出来るだけ大きなゼスチャーで謝り、そして手を振って抜いていった。

レース終了後、Yさんに謝りに行ったところ、Yさんが居なかったので、チームメイトにそのことを話したら、

「えっ、それAさんなの?そういえばYさん言ってたよ。ヘアピンの進入で結構な勢いで後ろからぶつけられたって。でもって、やけに丁寧に謝ってたって。」

スタッフA 「・・・・・・・。」

彼は黙ったまま心の中で叫んでいた。「俺って気付いてないのかよ!もっ、もしかして他に手を振った人達も?・・・・。コースアウトしそうになりながらも手振ったのに、気付いてないとしたら、はたから見ればただの馬鹿じゃん!」

と、スタッフAは思った。
いや、やっと気付いたと言った方が正解だろう。

 

「さるあらわる」

その時お客様の一人が叫んだ。

「猿だ!サルッ、サルッ」

「うっそだー」と思いながらもお客様が見ているほうを見ると・・・・・サルがいるんです。

2コーナーの外側のネットフェンスの上でレンタル走行をじっと見ている・・・。
しかも2コーナーをカートが通り過ぎると全身を使ってフェンスを揺らしながら興奮している。

お客様「オー、ゆすってる、ゆすってる!」

それを見ていた地元出身スタッフYがつぶやいた。
「いや、やつ(サル)はリヤ荷重が足りないと言っているのさ。」

そして、またカートが2コーナーに戻って来た時に、リヤが滑りスピン。
まさにサルの言った通りだ。
そして、その時イエローフラッグが出た。その直後サルは消えた。

お客様「イエローフラッグにびっくりして逃げちゃった!」

それを見ていた地元出身スタッフYがつぶやいた。
「いや、やつはイエローを一発退場と勘違いしただけさ。」

そしてサルはそのまま戻っては来なかった。

・・・・????・・・何はともあれ、サルが現れたことは明らかだ。

 

「h」

普段受付をしているスタッフaだが、ピット上のレストランが忙しい時は手伝いに行っている。

そんなある日、走行説明をしているスタッフTが、レンタル走行の順番になったお客様を放送で呼び出した。

スタッフT 「走行券H、走行券Hをお持ちのお客様・・・・・・・お越し下さい。」

放送を何回か繰り返しても、お客様が来ないのでレストランにいると思い、レストランに電話をして飛び出してもらうことにした。
レストランは放送が届かないので聞こえないのだ。

スタッフT 「もしもし、Hのお客様の呼び出しをお願いします。」

スタッフa 「わかりました。Hのお客様ですね。」と、言うや否や大きな声で「Hのお客様おりますかー?Hのお客様ーっ!」

お客様1 「・・・・・」
お客様2 「俺らHだよなー。」
お客様1 「ウン、しかしエッチのお客様と言われて答えられるかー?」
お客様2 「たしかに・・・」「で、どうする?」
お客様1 「黙って、出て行こう。」
お客様2 「・・・・・」

スタッフa 「あっ、 エッチのお客様ですね!ピットへお願いしまーす。」

お客様1 「あっ、はい。いやっ、ちがいう・・かな?」

と、ぎこちない動作でピットへ向かって行くのであった。
 

と言うことで、走行券Hのお客様どうもすみませんでした・・・・。

 

あおらないでくださ〜い!〜常連さんからの投稿編〜


会社の同僚と一緒にラー飯能に来た”I”は、帰りにラー飯能の近くでその同僚と食事を終えて帰途についた。

エンジンがまだ暖まっていないので、ゆっくり走り始めた。
しばらくして、エンジンも温まってきただろうと、青梅方面へ右折して、橋を渡ってから、”I”がややペースを上げると、後方から車が近づいてきた。
そこで、”I”はさらにペースを上げたが、後ろの車はさらに近づいて来た。
ミラーをよく見ると、

「あっ、赤いVITZ。もしかして・・・・」

”I”は助手席の友人にこう言った。

「後ろの車、Aさんかもしれないよ。」

”I”はあまりムキになって飛ばすのもかっこ悪いし、あまりゆっくり走るのもやっぱり、かっこ悪いし・・・
と、迷いながらも徐々にペースを上げていった。

下りの高速コーナーに入ると、助手席の友人が、

「もう、・・・km/h超えてるよ〜。VITZはえ〜。」

と、大喜びしている。

その後、飯能方面へ左折するためにウィンカーをつけてブレーキをかけると、赤いVITZはパッシングをして、直進していった。

「やっぱり、Aさんだ・・・・」

その時、”I”は、『スタッフの全く私的なコーナー』のバックナンバー『2004K−耐』の事を思い出していた。

「追突されなくて、良かった・・・。」

 

「たわいもない会話ですいません」

冬のある日、スタッフMはコース整備に使用した一輪車を水洗いしていた。しばらくすると雨が降り出した。

スタッフM 「あっ、雨だ。さっさと洗って片付けないと!」

と思っていたら、S長が手伝いに来てくれた。
そして水洗いが完了するなり、「よしっ、じゃ
タイヤ交換しよう!」と、言い出した。

スタッフMは 「へッ??・・・これですか?」

と、一輪車を指差しながら
(えー、一輪車のタイヤ交換なんてやったことないよ。そもそも、スペアタイヤあるの?)と思い、立ちすくんでしまった。

S長 「お前、何言ってるの!」

スタッフM 「いや、いや、S長こそ何言ってるんですか?」

S長 「こっちだよ、こっち。」と、カートを指差した。

スタッフM 「あっ!そうか。」「S長は何を言ってるのかと思いましたよ。」

S長 「それはお前だよ!」「誰が一輪車のタイヤ交換しろなんて言うか!」

スタッフM 「いや、いや、いや・・・」

と、照れ笑いをするしかないスタッフMであった。

 

「花シリーズその1

「春ですねー。」
三寒四温を繰り返しながら暖かくなってきました。とは言うものの、すでに20度を超える日もあったりと、初夏を思わせるような日もあります。

そこで、夏が来る前にラー飯能を歩き回りながら見つけた「春」を皆様にお伝えしたいと思います。

まずは、桜。この桜、実は昨年発見しました。なんと調整池の中にあります。天然物です。

調整池は、雨天時に敷地内の雨水を一度貯めて、そこから適量を河などに導くようにしているもの。法律上、造らなければいけないものなので、他のサーキットでも気を付けて見れば大抵あります。
とは言うものの、数年に1度の大雨の時にしか、水が貯まらないので雑木が生えています。

そしてタンポポ。隣りにはツクシも顔を覗かせてます。

それにしても、タンポポとツクシは心がほのぼのとします。
カートで興奮した後には、ぴったりの癒し系です。

 

「花シリーズその2

いやー、「またかよ!」と思う方もいるとは思いますが、次から次へと入れ替わる花々が、「俺も紹介しろよ!」と、うるさいので今回もラー飯能に咲く花達を紹介させていただきます。

今回は、「ツツジ」君です。見ごろは、5月中旬ぐらいまででしょうか?

写真は、5月6日に撮影したものですが、カメラを向けると「俺にピントを合わせんかい!」と言わんばかりにしゃしゃり出てきます。
誰に似たのか?皆、目立ちたがり屋で・・・。

そして、「ハナミヅキ」と一緒に「ハイ、ポーズ!」

あれっ?ちょっとピントがずれたか・・・。

何はともあれ、彼らは、一人でも多くの方に見てもらいたくて、仕方がない様で・・・。
是非、見に来てやって下さい。

 

ジャニーズ

5月○日、雑誌の撮影があった。
とはいってもモータースポーツとは関係のない雑誌で、芸能というか、アイドル雑誌?かな・・・

あまり芸能通でないスタッフAは、どんなタレントさんが来るのかわかっていない。たぶん来てもわからないだろうが・・・。

かくして一行がやってきた。誰がタレントさんかはすぐわかった。
スタッフA「やはり、知らない子だな・・・。」
そして簡単に打ち合わせを行い、カートや走行マナーの説明をして撮影の為の走行に入る。

タレントZ 「じゃ、ヘルメットとグローブ貸してください。」

スタッフA 「これと、これ、どっちがいいかなー?」
と、レンタル用と、自分の4輪用のヘルメットを見せた。

スタッフA 「こっちは普段レンタルカートで使っている物で、こっちは4輪レースなどでも使ってて、これならドラマ「エンジン」のキムタクにも引けはとらない。」←ホントかよ?

タレントZ 「こっちがいいです。ありがとうございます!」
と、爽やかな笑顔で、スタッフAのヘルメットを選んだ。

スタッフAはタレントさんがヘルメットを被ると、ニヤニヤしながら冗談で

「臭くない?」と聞く。

するとタレントZも 「ちょっと。」と、切り返す。

と、間髪いれずにスタッフAは、マサト張りのパンチ?をタレントZの肩口に入れる!(もちろん痛くない程度で)など、お互いに笑いながら楽しく終えることが出来ました。

ところで、タレントZとは誰なのでしょう?
実は、知らないのはスタッフAだけで、他のスタッフはすぐわかったそうです。彼はジャニーズ「嵐」の相葉雅紀さんでした。

後で知った、スタッフAは、「えっ、ジャニーズだったの?ジャニーズだとTOKIOやV6までなら何とかわかるけど、嵐になるとモー娘状態だなー・・・。」 
と、言いながらも「V6のリーダーって城島だろっ。」と、ほざいている彼は、シブガキ隊と同じ年だ。

 

偶然

スタッフAは仕事帰りの車中でウトウトしていた。ちょっと前に車を止め、仮眠をとったのだが・・・。

16号線を横田基地沿いに走行中、ふと我に返ったスタッフAは、目を開いた瞬間フルブレーキングをしていた。
スキール音と共に、信号待ちをしている車のテールに迫る・・・も、あと数センチと言うところでストップ。

スタッフAは胸をなでおろしながら「ふーっ!いったかと思った・・・。」とつぶやいた。

ふと、あたりを見廻すと「あっれ?ここは・・・」

「あぶねー!去年と全く同じ場所だよ。ぶつかってたら、しゃれにならんところだった・・」

と、つぶやきながら、昨年鞭打ちで首の痛みと戦いながら「K-耐」に出たことを思い出した。

そう、彼はちょうど一年前、全く同じ交差点で信号待ちしている車に突進したのだ。状況も瓜二つ。ただ違うのは、昨年はブレーキを使わずに止まった事。←おいおい、ノーブレーキでいったん かい?

「いや、いや、ぶつかった時は何が何だか分からず、反射的にブレーキを踏んだものの、ぶつかった後なので意味がありませんでした。」と、彼は当時を振り返る。

「それにしても、こんな偶然なかなかないよなー」など思っていたら・・・・

翌週、会員さんのMさんが「Aさん先週の日曜、追突しそうになりませんでした?」と言うのである。
Aは、Mさんが知ってるはずないし、何か勘違いしてると思い「いいえ・・」と、とぼけて見せた。
が、念のため場所を聞いてみた。

すると、まさにあの場所なのだ!

スタッフA 「えーっ?何で知ってるんですか?訳分からん???」

するとMさんは答えた。「追突されそうになったの、僕ですから・・・!」

スタッフA 「ひえ〜っ!!!」

まさに、奇跡に近い偶然。何はともあれ事故にならずに良かった、良かった。

スタッフA 「皆さんも、くれぐれも事故には気を付けて下さいね!」←お前が言うな!

 

ほろ苦デビュー

2005年9月19日RA:Cupカートレースシリーズ第5戦。

会員のMさんは、初のレース参戦に、胸の鼓動も高ぶっていた。
Mさんがエントリーしているスプリントレースは、予選が1台づつで1周のみのタイム。いわゆる1発勝負なので、緊張感は否が応でも高ぶってくる。
そんな中、Mさんの予選は、デビュー戦にして17台中、7番手と素晴らしいポジションを得ることに成功した。

そして、15周のセミファイナルレース。好スタートのMさんは、混戦の中、1周目で5番手まで順位を上げた。

Mさん 「いいね、いいね!まだまだ行くよー!」

Mさんは、手ごたえを感じると共に、調子に乗ってきた。まわりもよく見えてるし、初レースとは思えない落ち着きぶりだ。

周りがよく見えているMさんは、コース長の不可解な動きにも、すぐに気付いた。

Mさん 「おっ、コース長がサインボードに数字を入れてる・・・と、言うことは、誰かペナルティーしたな?自分より上位にいる4台の誰かだとラッキーなんだけどなー・・・!」

と、調子の良いことを考えながら、ホームストレートを通過する際にボードを見ると、Mさんのゼッケンの「13」と表示されている。

Mさん 「おっ、俺かよ!!」「一体、何をしたって言うんだよ!!」

と、心の中で叫びつつ、「こういう時、どう対処すればいいんだろう?」

どうしてよいのか分からないMさんは、とにかくピットに戻った。
ピットに戻るや否や、すぐさまペナルティーストップの場所まで行きエンジンを切
り待機すると、なぜかオフィシャルが「どうしたんですか?」と聞いて来るのである。

Mさん 「どうしたんですか?って、あんた、コース長に「13」って表示出されたんですよっ!!」
と、ペナルティーの理由が解らないMさんは、ちょっと怒り気味になってきた。

するとオフィシャルは言った。

オフィシャル 「あーっ、あれは残り周回数ですよ。ほら、今は「12」に変ってますよ!」

Mさん 「・・・・。」

それは、ほのかな残暑の中よく晴れた日の、小さな小さな出来事であった・・・・。

 

トレーニング

スタッフAが、通っているスポーツクラブには、ドライバーTも通っている。二人は時間が合うと一緒にトレーニングをしている。

そんな彼らは、筋トレの前後によくスカッシュをする。
スタッフAは、若いT選手を気遣い、いつも 「怪我だけはしないように、気を抜かず、そして無理をするんじゃないぞ。」 と言いながら打ち合っている。

が、しかし、いつも熱くなっているのはスタッフAだ。

派手なパフォーマンスはなんのその、無駄な動きもなんのその、どんな体勢からでも、とにかく力いっぱい打ちまくるといった具合だ。

そんなんだから、勢いあまって自分の"くるぶし"を思いっきりラケットでヒットして、アイシングをしながらトレーニングしたり、ラケットを持っていない方の手をヒットして指の爪が裂け、止血しながらトレーニングしたりと、T選手に言ってる事と逆な事ばかりしている。

挙句の果てには、T選手が心配してるありさまだ。

しかし、そのたびに 「これは悪い例だから、こんな事の無いように気をつけるんだぞ。」
と言っては、懲りずに熱くなっている。

そんな、スタッフAに影響されたのか、最近T選手がアクロバティック的なパフォーマンスをするようになって来た。

が、それを見て、スタッフAは思うのであった。

「おー、彼も"見せる"という楽しさを知り始めたようだ。と、いう事は・・・スタートでバックする日も遠くはないな。」

T選手曰く→「絶対に、ないっ!!」

彼らのトレーニングは今年も続くのであった。

 

3大連合

3月のある日曜日、警察から電話による通報があった。

「もしもし、おたくさんの○○にある看板が強風であおられ、危ないので早急に直してください。」

その日は、比較的レンタル走行のお客様が少なく、 スタッフAはすぐに現場に駆けつける事にした。

ただ、1人だと不安なので、カートオーナーのSさんとKさんを誘って簡単な補修道具を持参し、3人で現場に向かった。
現場までの間、この日にWBCの日韓戦準決勝で日本がようやく勝った話しなどしながら、のんきな気分で現場付近に到着すると、一瞬目を疑った。

なんと強風の中、5、6人の警察官が必死にラー飯能の看板を押さえているのである。
よく見ると、ラー看板のすぐ脇にあったはずの大きな看板は、柱ごと折れて歩道に倒れているではないか!

その状況を見れば見るほど、そのまま現場を通り過ぎて帰ろうかと思うほどだ。

「いやー正直、あのパトカーや警察が群がる中に入っていくのはちょっと勇気が必要です。 」

何はともあれ、車から降りて現場に駆けつけた。

スタッフA「ご苦労様でーす!」

警察官B「あっ、この看板の方?もう、外れかけてるから撤去しないといけないんだけど・・・」

スタッフA「今すぐ外します!」

警察官B「あ、ちょっと待った!この風だと外した瞬間に飛んじゃうから押さえてるんだよ!!」

警察官C「いま、レスキュー隊呼んであるから、来てから外そう!」

カートオーナーS「えっ?レスキューも来るの?」

すると、遠くからサイレンの音が聞こえてきた。そして3台もの消防車が来るや否や、ロープを抱えて隊員が降りてくる。

まさに警視庁、消防庁、ラー飯能の3連合隊で強風に立ち向かって行ったのであった。

かくして、3大?連合の手により、看板の撤去はあっさりと終えることとなり、ラー飯能三人衆は風のごとく現場から消え去ったのである。

そして帰りの車の中、カートオーナーのKさんは、カメラを片手にニコニコしていた。
彼の目は達成感に満ち溢れている。その姿は、まさに警視庁番記者といったところだ。

翌日、ラー飯能にKさんから何回にも分けて、メールで写真が送られてきたのは言うまでもない。

     写真提供:Kさん

 

「名栗健康増進コース」

フォーミュランド・ラー飯能がある飯能市は、2006年1月名栗村と合併した。

ラー飯能は、もともと飯能市とはいえ、名栗村のすぐ近くだったので合併した今は、飯能市の名栗地区に位置するといってもよいであろう。

という事で、名栗という所をを少し観察してみると、山や川などの自然以外にも、意外なものがあったりする。

そこでスタッフAが企画した「アウトドアスポーツで名栗ツアー」を紹介しよう。

まずは、当然ながらラー飯能にてカートに挑戦。ここでは腕、握力、首、心肺機能が鍛えられる。

次に、名栗湖でカヌー。カヌーを借りて漕ぎまくる。ここでも腕、握力、背、心肺機能が鍛えられる。

そして最後に、名栗湖のほとりで、ロッククライミング。当然、腕、握力、・・・・・が鍛えられる。

えっ、上半身ばかりじゃないですか?って・・・

あっまーい!

移動は全てランニングor自転車だーっ!!!!

これらのメニュー後は、名栗の「さわらびの湯」や大松閣などの温泉がお薦めだ。
森林浴をしながらの温泉は、いつものお風呂より、何倍も気持ちよく感じるに違いない。

でっ、スタッフAは、試したのかって???

スタッフA 「 フフフ・・当然だが・・・・試そうとも思わない。あっ、そうだ!ドライバーのT選手やM選手に勧めよう」←お前が先にやれ! 

と、言うことで、この地獄のメニューを間違って試してしまった方がいたら体験談を教えて下さい。
ただし、翌日動けなくなったりしても責任はとれません・・・。



「脅威のドライバー現る」

今年からFポンに参戦しているドライバーMこと密山祥吾選手は、高校時代にラー飯能に通いモータースポーツの第一歩を踏み出し、そこからFJへ進み、いまや国内最高峰のFポン、GTの両方にエントリーしている。
かたや、ドライバーTこと塚越広大選手は、6歳にしてラー飯能でモータースポーツの第一歩を踏み出し、レーシングカートへ進み、今年からF3に参戦、チャンピオン争いを繰り広げている。

そしてこの二人を追い越すような勢いのあるドライバーが現れたのである。

ドライバーS。

彼はラー飯能でモータースポーツの第一歩を踏み出すや否や、あっという間に先週末鈴鹿で行われたフォーミュラ・ニッポン第4戦の練習日のみに参加するまでに到ったのです。

今ラー飯能時代を思い出すと、いつも短パンでいたり、超過激なハリセンをくらったりと普通ではないなと思っていたが、これほどまでとは・・・。

そう、ドライバーSこと住谷君は、すごいの一言です。是非とも応援宜しくです。

オートスポーツWebにその時のFポンの記事があるので、興味のある方は見てください。
クリック ←
早く見ないとなくなっちゃうよ!

ラー飯能時代はこちら

う〜ん、ちょっとマニアック過ぎたかなー?・・・・

 

「あ〜、K-耐 〜記録は続く〜

スタッフAは、ツインリンクもてぎで開催している「K-耐」に第1回大会から毎年参戦している。参加台数が100台を超えるこのレースは、夏の耐久レースとしては最大級のイベントだ。

スタッフAはここ数年、優勝狙いのチームに所属し、3年連続2位という嬉しくもあり、悔しくもある、1度で二つの気分が味わえるとても贅沢な?順位に甘んじている。
しかし、当然のことながら、いや、毎年の事ながら「今年こそは勝つぞ!」という思いでレースに臨んでいるのは言うまでもない。
しかも今年はエースドライバーに抜擢されたもんだからなおさらだ。←
少し自慢が入ってる!

で、今年のレースはどうだったのか?Aに尋ねると・・・

スタッフA 「・・・・・・・・・・。」

もう一度尋ねると・・・

スタッフA 「・・・・・よっ、よっ、よ、 4・・・・。」

???、よく聞き取れないのでもう一度・・・

スタッフA 「・・・4、4年・・・4年連続・・・記録更新中 だい!」

またっ、2位かい!

スタッフA 「いやー、今年はスタートして半周までにトップに躍り出て、2周目にファステストラップを出し、3周目にタイムアップしようとしたら 、早くもイエローフラッグで前方に遅いカートがいたので、抜かずに我慢してたら、後ろから矢のごとく元F1ドライバーのN選手に抜かれ、インチキだ〜!と叫びながら追いかけていたら、N選手のマシンがいきなり煙を吐いてストップ。それを見て少し回転を落とし てエンジンに優しい運転に変更・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長いので省略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・そして、何もかも順調に行き、最後のドライバー交替とタイヤ交換をし、ピットを出た んです。トップとは30秒差だけど僕の方が1周で5秒ぐらい速いので楽勝で逆転できる。チームメートも皆笑顔で送り出してくれるし、気の早い人は「やっと勝てるね!」と言って送り出してくれたし・・・・」

また、声のトーンが落ちていくスタッフAであった。

実は、その後8秒差まで追いつくも、スローパンクで泣く泣くピットイン。結局、タイヤ交換後 、悔しさをぶつけた全開走行で、2位を獲得した。

めでたし、めでたし・・・・。

スタッフA 「 めでたくな〜いっ!」

 

「マカオGP」

スタッフAはマカオGPに行ってきた。
もちろん、レースに出場するわけではなく、観戦としてだ。そう、ラー飯能でスクールの講師を務めている塚越広大選手の応援のために・・・?

マカオについて、ホテルにチェックインしてから、今回お世話になっているポルシェカレラカップレースに出場しているチームの方たちと夕食をとり、コースの話などを聞く。
リスボアコーナーがどうだとか、山側はこうだとか、あそこがバンピーだとか・・・・

夕食後、スタッフAとその一行は、市街地サーキットを走らずにはいられなくなっていた。
タクシーを捕まえ、「おじさん、1LAP頼むよ!」と、マンダリンコーナーがあるマンダリンホテル前でタクシーを拾った。

マカオGPは、マカオ市街地の公道を利用した仮設のサーキットでレースが行われる。F1で言えばモナコGPのようなものだ。
なので、その日のスケジュールが終了すると、普通に公道として使用されるため、スタッフAはタクシーで1周と考えたのであった。

「おじさん1LAP頼むよ!」

その言葉に、タクシードライバーは敏感に反応した。

「OKー、マカシテアルヨ!」
と言ったかは定かではないが、おじさんは、ステアリングやシフトレバーを素早く何回も動かし、気合を入れ始めた。まるで、レーシングドライバーにでもなったかのようだ。

「おーっ、マカオのタクシーの運ちゃんは気合が入ってるなー!」

と思い、体が振り回されないように車にしっかりしがみついて、いざ出陣!

と、思っていたら・・・結構安全運転。しかも、逆周り??

「おーーい!おっさん、逆やん!正回りしてーな!」

「アイヤー!」と、自分の頭をたたきながらUターンをして走り出した。

そして、リスボアコーナーをクリアして山側のセクションに入る。

しかし、おっさんの運転してる、ひとつ、ひとつのしぐさは、まさにレーサーなのに、景色はゆっくりと流れる。車内と車外は、まったくの別世界である。

そして、山側も後半に入り、ヘアピンコーナーに差し掛かる。
するとクリッピングポイント付近で「キッ!」とストップ。スタッフAもつんのめりそうになる。
そして、すぐさま何もなかったかのように再スタート。

「なに?どういうこと?」

と思いつつ、よーく見ると、一時停止の停止線が・・・

その時、スタッフAは思った。

「一見レーサーのように見せているが、しかし交通ルールをきっちり守っている・・・・・うーん、恐るべし、マカオのタクシードライバー。」

彼らのような存在が、30年以上も公道レースを続けていられる要因のひとつなのかもしれない???

 

「風と共に去れず」

2006年12月26日、年末だというのに20℃を超える気温となったその日の朝、ラー飯能のクラッシュパット達の一部は、風を使い脱走を企てていたらしい?

下が、脱走の証拠写真だ。


一見、平穏そうなコース・・・


ムム、2コーナーの辺りでなにやら怪しい動きが・・・


緊急出動発令!2コーナーでクラッシュパット3体脱走!2体はフェンスを超え逃亡中、1体はフェンスを乗り越えられず・・・。


しかしながら、普段からお客様がスピンなどした時に、走り回って訓練しているスタッフ達にあえなく御用!


クラッシュパットの野望は絶たれ、元に戻されることに・・・。

彼らが再び今回のような行動を起こさない為に、スタッフ達の監視は今日も続くのであった。

 

「オールペン」

皆さんはオールペンて、した事ありますか?

オールペンって言うと車の全塗装を思い浮かべる方が多いと思いますが、ラー飯能ぐらいになるとチョット違います。
なので普通の板金屋さんには依頼しておりません。
なんと言ってもラー飯能ですから・・・。

と、偉そうなこと言ってるわりには、たいしたオチではないので先に言っておきます。

今年は、3年に一度のピットのオールペンの年なのです。

依頼先は、毎回お願いしている超凄腕塗装屋さん!

何が凄腕なのかよく分かりませんが、文脈上、普通の塗装屋さんと言えなくなってしまい、つい・・・。

何はともあれ、もうすぐ真っ白なピットが、青空に映えることは間違いありません!
ご期待下さい。

あっ、いい忘れるところでしたが、塗装をしてますが、営業もしてますよ〜ん。

ただし、塗りたて注意でネ!!!


写真は、青空!ではなく、ブルーシートに映える?真白に塗装中のピット内側。

 

「キョウとキュウ」

カートのレースには、最低重量というのがあり、ドライバーとカートを合わせた重量が最低重量に達していないと、重りを積まなくてはならないのである。

うちでやっているレンタルカートのレース辺りだと、そこまで細かくはないが、カートオーナー同士のレースになると体重の軽い人はウェイトを購入しなくてはならない。

で、そのウエイトですが、これが結構お値段が張ります。
「たかが、鉛なのにー!」というお値段なのです。

そこで、受付のスタッフMは、「もう少し安いものはないのですかね?」と、スタッフAに聞いてみた。

スタッフA 「ハンズやロフト辺りだと少しは安いと思うよ。」

スタッフM 「えー、ハンズって渋谷とかにあるトウキョウハンズですよね?」「あそこから重りを持って帰るのはチョット・・・」

スタッフA 「んっ、何ハンズだって?」

スタッフM 「トウキョウハンズですよ。」

スタッフA 「ナニ言ってんの?」

スタッフM 「えっ、トウキョウハンズじゃないんですか?」

スタッフA 「トウキュウだろっ!東に急でトウキュウ!109のトウキュウ!東京ハンズじゃなくて東急ハンズでい!!」

このようにして、徹底的に教え込まれたスタッフMは、新たな知識を学ぶことが出来たのであった。
めでたし、めでたし。

↑おいおい、レベル低すぎないか・・・・?

 

「GW・・・」

初夏の高原を思わせる?のどかな写真。

GWも終わり、夏も近くなってきました。

そこで問題です。この写真はどこの景色でしょうか?

次の3つのうち一つだけ正解があります。

@GWにスタッフTが伊豆へツーリングに行った時、思わず携帯電話でパチリ。その近くの蕎麦屋で食べた蕎麦とわさびが、いまだに忘れられないでいるという噂も・・・

AGWスタッフAが、ごみ拾いをしながら施設内をうろうろしていたら、つい気持ちのいい光景だったので思わず携帯電話でパチリ!その直後この原っぱで寝転がっていたという噂も・・・

BGWにスタッフMが家の裏山で、山菜取りをする前に天気が良かったので思わず携帯電話でパチリ。慣れない事をして、ほとんどが食べられない草だったという噂も・・・

 

答え A
ラー飯能内には、こんな所もあるんですねー。
 

 

「ヒルズミッドタウン」 2007.7.

スタッフAは、先日東京ミッドタウンに出かけた。

前回行った時は、オープンして間もないということでレストランはどこも満席、それなりに混雑していたが、今回はチョットはゆったり、という感じ・・・

オープン前は、何かと六本木ヒルズと比較されていたが、ヒルズは迷路のようで、結構頻繁に行っているにもかかわらず、いまだに迷う時があるスタッフAである。

かたや、ミッドタウンは整然としていて、とても分かりやすい。というか迷いようがない。

ミッドタウンがオープンする前は、散々ヒルズのことを「もっと分かりやすくしてよ!」と、思っていたが、あまりにも整然としているミッドタウンでは、「もう少し迷いたい気分」になっている・・・・ ・・自分勝手なスタッフAであった。

 

「2007K-耐」 2007.8

今年からツインリンクもてぎで開催される「K-TAI」に新たなクラスが登場した。
レンタルカートなどでお馴染みの汎用エンジンを使用した4stスポーツカートクラスだ。

早い話、レンタルカートで、尚且つ、もてぎの本コースで7時間耐久レースが開催されたわけだ。

これだけ聞くと、「暇そうなレースだよねー」って、思うかもしれませんが、実際に走ると結構楽しいのだ。

当然レンタルカート場のレンタルカートがそのまま出る訳ではないので、最高速も120km/hぐらい出るし、タイムも2分50秒前後なので思ったより速い。そして非力な分、無駄なステアはパワーロスに繋がる。また、スリップストリームがとても効くので、エンジンのパワー差があってもついて行ける。と言うことで、結構腕の差が出るのである。

スタッフAは、昨年までミッションクラスに参戦。毎年2位に甘んじているが、今年は昨年のチームが参加を見送ったこともあり、この4stスポーツカートクラスに参戦した。

練習まで、ドタバタしていて燃費の計測も出来ずに本番を迎えたスタッフAのチームは、最初に20周走り、そこでガソリンの残量を見て、このカートの燃費を算出することになっていた。

その重要な役割を担って、スタートドライバーのスタッフAは、35番グリッドからスタートした。

さあスタート。
スリップストリームを駆使しスイスイ順位を上げてゆく・・・・。

そして、何周走っただろうか?気が付くと2番手争いまで順位を上げていた。3台のマシンで争っていたので、スリップの掛け合いで2番手になったり、4番手になったり・・・
そんな事をしているうちに、ふとカートについている計測器のラップ数を見ると・・・・・

22LAPと表示されているではないか!!!

「でも、ピットインのサインは出ていなかったし・・・」と悩みつつも、ピットインした。

ピットインすると、ピットは大慌て。皆「どうして入ってきたの??」状態。
スタッフAは2周多く走ったと思っているので、「ごめんピットサイン見逃しちゃった」と謝っている。
ピットクルーの「まだ、15周だよ」の声に、「ひえー、計測器スタート前にクリアし忘れてたー」。

と、まあ、皆ドタバタしながらも、何とか10位完走でした。

今回は参加台数が57台と少なかったのですが、台数が増えればもっと楽しくなるし、このクラスなかなか面白いクラスに発展するのではと、期待せずにはいられないスタッフAであった。

 

「圏央道から中央道を行く」 2007.9.

9月24日。スタッフAは、ちょっとした用事があり、お台場で行われているモータースポーツフェスティバルに出かけた。

さて、ラー飯能からお台場に行く道のりですが、まだ1度も利用したことがない 青梅ICから圏央道で中央道へ出るルートを選択してみた。中央道からはそのまま首都高4号線経由でお台場まで、という感じだ。
が、なんと中央道に入り府中・国立ICから先が事故で渋滞10kmとなっている。すかさず府中・国立ICで高速を降り、甲州街道でのルートに切り替えた。こんな時は当然甲州街道も混んでいる。スッタフAは、旧甲州街道を使いながら、少しでも渋滞回避に努めた。

結局、下の道も混んでいるので、調布ICから中央道に再トライ。そしたら事故処理も終えたらしく流れ始めていた。

とまあこんな感じでも、お台場までの所要時間が、2時間ちょい。

「いやー!便利になったものだ。」

帰りも、同じルートで・・・

今度は首都高が多少混むぐらいで、まずまずスムーズにラー飯能まで到着。所要時間は1時間半ぐらい。新宿辺りからでも1時間弱で着いてしまう。

「いやー!!本当に便利になった。」

スタッフAは、何度も呟いていた。


そこでラー飯能に来る時、
中央道から圏央道を使う場合、スタッフAからのワンポイントアドバイス。

スタッフA   「土・日・祭日の朝は、中央高速の下り車線がけっこう混むので、中央道は10時以降がいいと思います。」

 

「マカオ仕立て」2007.12

ラー飯能に、塚越広大選手が2006年マカオGP時に使用したレーシングスーツが展示してあるのは、ご存知の方もいると思います。

ところが塚越広大選手から、「今回(2007年)マカオ出場の際に、練習用に使用したいので持っていってもいいですか?」との連絡が入った。 もちろん断るはずもなく、持っていったのだが・・・・・。

マカオGPの結果は、ご存知の通り2位表彰台を獲得。
最初のレースで追突され一時は最後尾まで順位を落としたにもかかわらず、怒涛の追い上げを見せ、現地では大いに盛り上がったらしい。

さて、それから数日後、彼のマカオ仕様のスーツが再びラー飯能にお目見えした。

ムッム、ディスプレーしている坊主頭は・・・・

ヤッヤ、本人だー!

と言うことで、彼がディスプレーしたスーツ を展示中!
ポケットに手を入れてるところが、ポイントだそうです。

スッタッフA 「インナーのパーカーのフードが横に出ているのも、ポイントなのかなー?」

塚越選手 「マッ、マカオではこれが流行なんです!」

スッタッフA 「・・・・」

 

「バネ下重量」2008.3

チョットまじめな話。
暖かくなってきた3月早々、スタッフAは自分の車をスタッドレスタイヤからサマータイヤへ交換をした。

スタッドレスタイヤは、純正のアルミホイールに装着していたので、もともと純正ホイールに装着してあったサマータイヤを新しく購入したホイールに装着した。

さて、ホイールを購入する際 、スタッフAには それなりのこだわりがあったようだ。

優先度を@走行性能、A燃費、B乗り心地、C最後にスタイルと言う順で決めた。

当然、走行性能や燃費を考えたら軽量の物に限られてくる。また、乗り心地も考慮するとインチアップはタブー。

結果、純正と同じ15インチ、幅を6Jから6.5Jにアップ、オフセットが31から28になりトレッドも広がった。
太くなって、オフセットが3mmマイナスされたことにより、ホイール自体の質量が大きくなった事になるので、重量も増したのでは?と思いきや・・・、なんと1個につき2kgぐらい軽いホイールなのだ。

皆さんもご存知かもしれませんが、バネ下重量1kgはバネ上重量の15kg〜20kgに値すると言われています。

っ てことは・・・、
ホイール1本につき、2kg弱軽いと言う事で、バネ上重量に例えると100kg以上に・・・?!

ホントかなー?と、半信半疑で運転すると、すぐにその差がわかった。まるで同乗していた大人3人を車から降ろした後のような差があるのである。っていうか、エンジンが軽く吹け上がる!!

スタッフA 「この加速感、まったく別の車みたいだ・・・」

イヤー、恐るべしバネ下重量。
軽快な走行性能に、燃費も大幅アップして、とても満足げなスタッフAであった。

そこで一句。

“バネ下の 重量軽く エコ運転

          プラス快速 足回りかなー=@ う〜ん・・・微妙!?

 

 

「Anniversary」2008.4

先日ニュースで、東京ディズニーランド25周年の話題が取り上げられていたのは、皆様もご存知だと思います。1983年4月15日開園だそうで・・・。スタッフAも何の気なしに、そのニュースを拝見していました。

スタッフA 「そうかー、もうあれから25年も経つんだー・・・。」

と、しみじみ振り返り・・・・

スタッフA 「あっ、あああーーっ!」と、何かお思い出したようにあわて始めた。

 

実は、1ヶ月遅れの5月15日がフォーミュランド・ラー飯能の15周年なのだ。

スタッフA 「皆に言って、何か企画しよう・・・」

と言うことで、只今考案中!ゴールデンウェーク明けにでも発表できるようにしますので、期待しないで待っていてくださーい!

 

そうそう、関係ないけど1993年5月15日、ラー飯能のオープンした日は、サッカーJリーグの開幕の日でもあるんですよ。知ってました?

 

おっと、大事なこと忘れた・・・・・。

スタッフ一同 「おかげさまで15周年を迎えることが出来ました。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。」

 

 

「ワン!」2008.6

6月4日(水)朝、スタッフSがラー飯能の門を開けていると、白い大きな犬がやってきた。

人なつこい犬で、飼い主がその後すぐ来るとばかり思っていたが、いつまでも来ない・・・。

それどころか、なにげにラー飯能が気に入ったのか、いついてしまってる。

挙句の果てにコースに入って遊びだす始末だ。

スタッフS 「コラー!営業妨害だぞー!」

と言っても、犬には わかるはずもなくコースを走り回っている。

犬はスタッフSに対し、「ねえ、こっち来て一緒にかけっこしようよー!」みたいな仕草を見せる。

そんなかわいい犬です。

が、しかし警察や保健所には届けが出ていないようで、結局捨犬だったようです。

今回は、たまたま引き取ってくれる方がいらしたのでよかったけど、どうしようもなければ保険所ということになる。

そう考えると、捨てた人に対して怒りたくなってきますよね!

それにしても、生き物の命をもっと大切に考えてもらいたいものです。

 

 

「ECO!」2008.7

15周年を向かえ、ラー飯能も ようやくモバイルサイトを立ち上げました。

当然ですが、ラー飯能の最新情報をメールでお知らせするメールマガジンも配信します。

そこでスタッフAが、ちょうど来場していた会員さんのIさんに、

スタッフA 「Iさーん!今度、携帯サイトが出来たので、メルマガ登録しておいて下さい。」

Iさん 「それって強制ですか?」

スタッフA 「ええ、これにより、会員さんに郵送していたダイレクトメールも極力削減でき、紙などの資源を省け、しいてはエコに繋がります。会員さんには”エコ協力”の為に強制でーす!」

Iさん 「ほほー・・。確かにエコに繋がるのはわかるけど、早い話が経費削減でしょ!」

スタッフA 「グッキ!・・・・ハハハハハ・・。」

図星の答えに、笑ってごまかす事で、精一杯のスタッフAであった。


そこで、モバイルサイトのURLが http://rahanno.mobi/

でもって、QRコードが下です。

皆様も、ラー飯能の最新情報がキャッチできるメルマガ登録してくださいね!

エコのために・・・。

 

「情熱大陸」2008.9

突然ですが、「情熱大陸」といえば、ほとんどの方はご存知だと思います。

そう、毎週、日曜日、23:00から放送されている、色々な業界の1人をテーマにしたTV番組です。

9月7日(日)の放送では、ドラマやCMで活躍中の俳優・松田翔太さんが登場です。父親にあの故・松田優作を持つ兄弟の次男の方です。

「えっ、それがどうしたって?」

いや、実は、2ヶ月くらい前に情熱大陸の撮影がラー飯能で行われました。
もちろんカートの撮影です。
松田翔太さんのプライベートを紹介しようということで、カートでの走行シーンなどの撮影が行われました。ええ、それはもう、結構薄暗くなるまで、楽しく走ってました。

さあ、はたして9月7日の放送でそのシーンは使われているのでしょうか?

それとも、たんにラー飯能で松田翔太さんが走行を楽しんだだけ、と言うことで終わるのでしょうか?

皆さん、お見逃しなく・・・・
 

おっと、肝心の松田翔太さんですが、身長が180cm位で、とても美男子の礼儀正しい好青年でしたよ。

また、いつか遊びに来てくれることでしょう・・・・・・?


 

「思い込み」2008.11

ある日、女性のお客様が数名でやって来た時のことです。

レンタル走行の3回券を購入し、1回目こそ1分以上のタイムでしたが、3回目には皆さん全員が50秒を切り、速い方は42秒台までタイムを縮めるという、大成長ぶりです。

それを見て、今年の夏からアルバイトを始めたスッタフYは、
「へえー、女の子でも結構走れるんだなー・・・」と、なにげに感心していた。

すると、帰り際に1人の女性客がスタッフYの前に来て、いきなり
「すみませーん、写真・・・撮ってもらえませんか?」

スタッフYは 「エッ!ボ、ボクっすか?」

女性のお客様@ 「ハイッ!」

「いやー、俺を選ぶなんて、見る目があるなー!」と心で思いながら、デレデレと女性の輪の中に入っていくスタッフYであった。

と、その時

女性のお客様A 「ハイッ、これ」

スタッフY 「はっ?」

そう、当然だが、彼はカメラを手渡されたのである。

完全に、「一緒に撮って下さい」と頼まれたつもりになっていたスタッフYは、それはそれは、小さな声で「ハイ、チーズ!」と言うのが、精一杯であった。

そんなプラス思考?のスタッフYは、今年の夏まで高校球児だった、ちょっとナルシな体育会系の18歳です。

スタッフY 「趣味は筋トレっす!ナルシってなんすか?」

 

 

「森の賢者」2009.1

今年の初営業日、1月3日のことである。

夕方6時からのコース貸切りを前に、名栗育ちのスタッフ浅○は、3コーナーのフェンス際の木に「ふくろう」を発見した。
ラー飯能を全体を見渡せるその木から、コースを見つめるその姿は、まるでラー飯能の支配者、いや、守護神のように見える堂々とした姿だ。

そんな「ふくろう」だが、生れも育ちも名栗という、まさに地元のスタッフ浅○でも「ふくろう」に、お目にかかるのは珍しいらしく、ちょっと興奮気味・・・。

と言うことで、そこに居合わせた、会員のSさんが写真をパチリ!

で、その「ふくろう」・・・・
なんだか不気味な印象もありますが、調べてみると以外にも「森の賢者」と呼ばれ知恵の象徴だったり、結構良いイメージでもあったりする。

日本でも、昔は不吉なイメージもあったようですが、現在では「不苦労」、「福郎」などのゴロ合せから福を呼ぶものとされているようだ。

と言うことで、迷信や占い的なことに関しては、良い事しか信じないラー飯能サイドとしては

@不苦労=苦労知らず、A福郎=福、B森の賢者、の3イメージしかフクロウにはありません!ハイッ。

で、結論としては、フクロウ=上記@+A+B=ラー飯能にやって来た。と言うことで、

「今年は正月から縁起がいいなー」で、決まりです。

めでたし、めでたし。

皆さんもラー飯能に遊びに来れば、福を呼ぶ森の賢者「ふくろう」に出会うことが出来るかもしれません。

 

 

「小さな野望」2009.6

皆様お待たせしました!久しぶりの更新です。「えっ?誰も待ってないって!?・・・だろうね・・」と、独り言はさておき、先日のレース時の事です。

その日はキッズカートレースとレンタルカート耐久レースが開催されていました。

いつもホームページ用に写真を撮っていたスタッフAですが、最近は会員さんのSサンやTサン、Kサンなどに撮って頂いてます。
この日もSサンとTサンが来ていたので、写真においては心配いりません。

ただ前日、ラーのデジカメを連写が出来るようにしておいたので、ひそかに「機会があれば」と思うスタッフAでした。

レースも進み耐久レースの決勝になると、雨が降り始めてきた。耐久が無事終了し、最後にキッズの決勝である。

フォーメーションラップが始まり、水しぶきを上げながら1コーナーに向かうキッズカーター達を見て、ふと思い出したように昨日連写が出来るようにセットしたデジカメをつかみ、コントロールタワーから写真を撮ってみた。

「むむっ、なかなか良い構図かも・・」

スタッフAは、スタートシーンをコントロールタワーから狙うことに決めた。

かくして、スタートが切られた。
セカンドローのグリッドからのカートがエンジンストールを起こしスタート出来ず、セカンドロー以下が一気につまり、逆にフロントローの2台が逃げる形となった。ちょっとヒヤッとした ものの、このぐらいで慌てていてはオフィシャルは務まりません。

とくに大きな接触や破損も無く進行したことを確認し、トップが1コーナーに着く前には、カメラのシャッターに指をあて、半押しをしてピントを合せていた。

そして、トップが1コーナーに差し掛かる直前、満を持して力強くシャッターを押した。

「グッド、ジョブ!」と、心で叫び、シャッターから指を離したとたん・・・・画面が真っ暗となった。

「・・・・?」

そう、指先を見てみると・・、シャッターと思って押したそのボタンは、シャッターのすぐ横にあるスイッチであった。
そこには小さく「POWER」と記されていたのであった・・・。

スタッフAは、窓から上半身を出し濡れたままカメラを手にし、ボーっとエンジンストールしたカートが皆から遅れてスタートして行くのを見ているだけであった。

こうして、前日から準備をしたスタッフAのひそかな野望は、誰にも知られることなく幕を閉じたのであった。

 

「名城」2009.7

ラー飯能をお城に例えると、険しい山の峰を裏手に、正面からの入口には お堀のように川が流れており、さながら難攻不落の野城といったところだ。

ところが先日、裏手の険しい山の斜面をものともせずに押し寄せて来たのである。
その数、約20!

フェンスを越えてあの急斜面を 場所で言えば3コーナーから最終コーナーまで、まるでラー飯能を囲い込むようにして、ゆうゆうと歩き回っているのである。

その精鋭な軍団は・・・、そう、猿軍団だ!

名栗の猿軍団にかかれば、難攻不落と言われる要塞、名城「ラー飯能」も簡単に落とすことが出来る。

が、しかし彼らにカメラを向けて近づこうとすると、魂を抜き取られるとでも思ったのか、一気に引き始めたのである。

こうして、猿軍団とラー飯能の攻防は、あっけなくラー飯能スタッフ陣の勝利として終えた。

そして、また難攻不落の要塞、名城「ラー飯能」はその名を轟かせたのであった。めでたし、めでたし・・・。
 

なんだか、書いて恥ずかしい・・・・

そうそう、話は変わりますが、いま蛍が見ごろです。

 

「太陽」2010.2

2月14日は、レンタルカートの人気レース「よくばりレース〜ウィンターシリーズ第3戦〜」のはずだった。
しかし・・・

前日の13日、キッズカートスクールを中止にした みぞれ混じりの雨が、夕方に雪へと変わったのだ。

そして14日の朝。コース状況を確認し、すぐさま参加チームに中止の連絡をした。せっかく、参加賞にチョコレートを用意したのに・・・

朝8時の状態。雪が1cmぐらい積もっていて、下が凍ってる。ここは、雪国か?

こんな状態なので、中止で当然と思いきや・・・

太陽の力は、あなどれません。

12時には、この状態。

すでに、スポーツ走行しております。

よくばりレースは、中止じゃなくて13:00からの時間変更で行うべきだったのか・・・?
微妙な反省です。

それにしても、ソーラーパワー恐るべし、
おかげで、今日はチョコレートのやけ食いです。

ちなみに太陽の話題が出たので、一つ教えちゃいます。 ラー飯能の「ラー」は、太陽神という意味なんですよ・・・・知ってます?

 

「トーチュウ」2010.5

5月23日、毎年恒例の’RA-耐’6時間耐久レースが開催された。

今回のイベント結果は東京中日スポーツさんに掲載して頂く事になっていた・・・

事前に打ち合わせをした時に、記者は取材に来れないので、こちらで記事内容と写真を送る という手はずだ。
打ち合わせの時に、「レース当日の記憶が濃いうちに記事を書いた方がいいよ」とか「金曜日掲載なので月曜日に送って下さい」などアドバイスを頂いた。

「むむっ・・、なかなかハードだな。レースを運営しつつ、後片付けもしつつ、記者の役目も・・・」「いつもレースだけで どっと疲れるのに・・・出来るかな・・・?」

など、結構ネガティブ志向になりつつも、「でも参加者の皆さんが喜ぶだろうな、うちの宣伝にもなるし・・・頑張ろう!」と、決意したのだ。 と、相変わらず、大げさなスタッフAである。

さて、当日は雨となり、参加者もスタッフも大変なレースでしたが、スタッフも含めた全参加者の皆さんの頑張りで素晴らしいレースに、まさに6時間という長丁場のレースの醍醐味を見せて頂けました。

さて、終了後すぐに記事を書きたいところですが、結局その日は無理・・・絶対に無理です。

と言うことで、翌日に気合入れてと行きたいところですが、こういう時に限って午前中に貸切りが入っていたるするのです・・・・・えっ、いやいや、ありがたいことです。

なもんで、午後から気合です。うちのホームページの更新もせずに記事を書きあげ、○永さんから提供して頂いた写真から幾つか選択して、説明をつけて送信に成功! 時すでに19:00と言った頃でした。

任務終了!

そして、28日の金曜日に掲載されるはずでした。 ・・・・スタッフAの中では

さて、待ちに待った28日金曜日、・・・ところがです「載ってないじゃん!!」 温厚な?スタッフAもさすがに怒り心頭!

「だって、ホームページのお知らせにも、28日に記事が掲載されますよって載せたんだよ・・・それなのに!!!! 即効、担当者に電話だよ!」

っと、その前に念のため、以前メールで頂いていた掲載予定日をもう一度確認・・・・・・。

 掲載日:6月4日(金)

「あれっ・・・」

 
と言うことで、本当にすいません。 もうすでに購入した方、大変申し訳ございませんが来週もお願いします。 ペコリ

 

誰の仕業?2010.11

とある朝、下の駐車場へゴミ拾いに行っていたスタッフSが、叫びながら戻ってきた。

スタッフS 「駐車場の土手の部分がえらいことになってます!誰かが掘り返したみたいですよ!何か埋めてあるのかも・・・?」

スタッフAは、「何を大げさなこと言っているんだよ」と言いながらも、一緒に見に行ってみると・・・


こんな感じに、写真ではお伝えできないような広範囲で掘り返されているのである。

怪しい・・・、いったい誰が?何の目的で?

早速、現場検証を始める二人である。

何気に近くでよく見てみると、獣の足跡らしきものが無数にあるではないか。

スタッフA 「これは、イノシシの仕業だな。しかもこの足跡の数、範囲の広さから言っても、結構な団体さんだな・・・」

スタッフS 「なるほど、そのようですね」

と、探偵気取りの二人は、その後、聞き込み調査も行った。

数日後、実際にイノシシを見たという証言をつかんだ。

スタッフS 「やはりイノシシが・・・」

スタッフA 「まず間違いないだろう。しかしイノシシをあげるには、もっと確実な証拠がないと難しな。」

と、今度は刑事になりきっている。

そして、またしても数日後、スタッフS本人が別の場所でイノシシが掘り起こしている姿を目撃したのであった。

スタッフS 「ちょっとビビりましたが、奴らも生きて行く為に仕方がないことなので、今回は見逃すことにしました。」

と、情に厚い刑事で締めるスタッフSであった。

スタッフS 「ちなみに、黄旗無視や逆走は見逃しませんよ!」

 何はともあれ事件は、落着したのであった・・・・・?    ←なんだか、無理やり 終わりにしやがったな?


ラー飯能中学校 2011.4

話はさかのぼり、昨年の11月。
地元の原市場中学校から「社会体験チャレンジ」ということで、中学1年生の裕也君と健太君が3日間の社会体験にやってきました。

あくまでも社会体験という事で、カート体験ではありませんよ。
学校に行かず、ラー飯能に通う訳ですから、この3日間は彼らにしてみると、ラー飯能が学校という訳です。

何を学んでもらえるのか・・・

まずは、このレンタルカートの説明をして、我々の仕事は「お客様が気持ち良く楽しんで帰ってもらえるようにすること」だとか、その為には「きれいなカートや施設」、「事故が無いようにすること」などを教えて実践へ・・・。

いずれにせよ3日間だけなので、まずは元気にあいさつを出来るようにして、施設やカートの清掃、スタッフにマンツーマンでついて、フラッグを振ったり、そして1日の最後にご褒美としてカート走行を、というパターンの3日間となりました。

そして、最後の日も無事に終え、帰る前に感想を聞いてみることに。

スタッフA 「3日間お疲れ様でした。色々とやってみましたが、今回どんなことを学べましたか?」

健太君 「すごい細かいところまで掃除をしたり大変だったけど、お客さんにお疲れ様ですと言ったら、答えてくれたのが嬉しかったです。」

スタッフA 「そうだろー。挨拶って大切だろ。さあ、裕也君は?」

裕也君 「いろいろ大変なこともあったけど、毎日カートでタイムが上がっていったのが嬉しかったです!」

健太君 「あっ、僕も!」

スタッフA 「結局、それかい・・」と、ぼっそと言いながらも、ちょっと嬉しいスタッフAであった。

 

 

 

 

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